いじめの問題、学校の荒廃の原因は何か?
いじめが原因で自殺した滝川市の少女の責任を学校の担任や校長、教育長、市長などに問い掛け、それに対して謝罪で応答しているTV番組を見て思った。
教育の責任者は親である。それは為政者の責任ではない。
同時に、為政者は教育について口出ししてはならない。
なぜならば、神が子供の教育を任せられたのは、両親だから。
神が為政者に任せておられる仕事とは、国防と国内秩序の維持である。
国や地方自治体の責任は、「義」である。彼らは「義の僕」である。
もし学校で子供がいじめられていたら、学校から引き抜くべきである。
学校でなければ教育ができないわけではまったくない。
親の一存で子供の教育の場を変えることができる。
今国がやっていることは、「洗脳」である。
なぜならば、国の認定した学校を出なければ、大学などの入学・卒業資格が得られず、それゆえ、子供は社会的に不利な立場に置かれるからである。
大学や専門教育機関、企業は、こういった国家主義的なシステムにあわせる必要はまったくない。
一発試験の入学試験に合格すれば入学を認めるべきである。入社試験と面接で入社させればよいのである。
それを、日本の高等学校、大学などを出なければ入社させないとか、入学させないとか、システムがあるから、学校でやっていけないと大変だ、と親は考えるし、子供も「これしか道はない」と考えて追い詰められるのである。
学校でいじめがあったら、学校を辞めればよいのである。
学校を辞めて家庭で学習すればよいのである。
もしくは、誰かが、もっとフリーな学校を作り、単位制にして、必要単位を取得すれば、卒業資格が得られるような制度を作ればよいのである。
中学校などの、ある特定集団に溶け込めないことが、そんなに人間にとって欠陥か?
進化論を教え、人間は動物から進化し、普遍的道徳などない、なんて教えている人々のおめがねに適わないことがそんなに生徒にとって悪いことか?
学校であまり出来がよくなくても、社会で活躍している人間はたくさんいる。
エジソン、アインシュタイン、ホンダの創始者や松下電器の創始者、学校なんて関係なかった。
いじめの問題、学校の荒廃の原因は何か?
国が余計なことをやっているからなのだ。
国が教育を親から奪い取って自分勝手に子供を支配しようとしたからだ。
これに気づかないうちは、悲劇は繰り返されるだろう。
2006年10月14日
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