不信仰を伝染させてはならない!2


この世界の現実とは、陣取り合戦である。

つまり、神の国とサタンの国の戦いである。

神の民が戦いをしなければ、サタンの国は広がる。

ディスペンセーショナリズムという「戦っても無駄だ」という教えによって、世界中でサタンの国が拡大した。

2ヶ月に1度ほど呼ばれて訪問するあるアメリカ人の夫婦は、私に向かって「でも、この世界はサタンに支配されているのでしょう?戦っても無駄です。」とはっきり言う。

彼らはブレズレンであり、ダービーを師と仰ぐ、バリバリのディスペンセーショナリストである。

私が洗礼を受けた教会もバリバリのディスペンセーショナリズムであった。

だから、私の家族は私を除いて全員がディスペンセーショナリストである。

はっきり言って、信仰の内容が違いすぎる。

私は家族からですら「この世を変えようするのはキリスト教ではなく共産主義だ。クリスチャンは政治にかかわってはならない」と言われてきた。

このようなエホバの証人のような厭世的な教えに支配されている教会の人々と私は断絶せざるを得ない。

「家族に対して冷たい」とか思うかもしれないが、このような重要な教義に関して妥協するならば、ずるずるとすべてを失うことになるのだ。

サタンは、一番近しい人々、家族、親友、同僚などを通じて働く。

どんなに善意から事を行っても、御言葉から離れた人間的な活動は必ず誘惑になり、その相手を奈落の底に落とすことになるのである。

すべては「霊的戦い」なのである。

サタンの側は一瞬も隙を見逃さない。

ちょっとでも付け入る隙があれば、非聖書的な世界に引きずり込もうと身構えている。

だから、御言葉を土台とするという基本中の基本を崩すような言葉、善意の業、誘いに対しては、断固として拒絶の姿勢を貫くべきである。

「この世を変えようとするな」とか「政治とかかわるな」とか、「世俗については聖書は放置するように命じている」とかの言葉は、サタンの巧妙な誘いである。

これは嘘である。サタンはこの地上を自分のものにして、そこに住む人々をめちゃめちゃにしようとしているのである。

家畜のようにこきつかって、徹底した奴隷状態に置くことを目指しているのである。

だから、神の国の人々は、眠ってはならない。

敵の策略を見抜いて、そういう不信仰の誘惑から逃れるべきだ。

 

 

2006年11月4日

 

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