「日本がギリシア化する」と米紙が警告。笑わせるぜ。
「沈みゆく日本に迷う時間はない」との題でウォール・ストリート・ジャーナルが社説を掲載した。
「成長促進に向けた減税や社会保障費や農業補助金の削減をしなければ、日本はこのままギリシャ化への道を進むだろう。」
http://www.jiji.com/jc/ws?g=opinions&k=OpinionsColumns166738
根本的に間違っているのは、日本の債務は国内からのものであり、外国には借金していないから、ギリシアとはまったく違うこと。
日本は逆に世界一の対外純資産を持つ、世界の金庫番なのだ。
いかにマスコミが間違った情報を流しているか!
しかも、今円高だ。たとえ対外債務があるとしても、為替の変動で借金は目減りしている。
日本人に1万円借りても、10年たっても1万円だが、仮に米国人に1ドル100円のときにドル建てで1万円(つまり、100ドル)借りた場合、10年後に1ドル50円になったとすると、返すお金は5000円でよい。
円高によって対外債務はどんどん減る。
だから、この円高が進んでいる時代に、対外債務でクビが回らなくなる、ギリシャ化が間近だなどと書き立てるウォール・ストリート・ジャーナルは頭がおかしいとしか言いようがない。
もしくは、意図的に日本人の気持ちをくじこうとしているのか。
日本が対外資産をドル建てで持てば、円高ドル安で資産価値がどんどん下がるのは問題だが、ほとんどが米国国債で、眠り金。換金はできない。
日本の本当の問題は、日銀が金を刷らないこと。
デフレ局面において、財務省がインフレ対策をしていること。
つまり、予算を削って借金を減らそうとしていること。
景気を刺激しなければならないのに、その逆のことをやっていること。
マスコミに騙されずに、自分の頭で考えないと、情報操作によって日本は金持ちであり、人に金を貸しながら、妄想で作り上げた「借金」を苦に自殺する大ばか者のようになる。
2011年1月10日
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