無秩序と過剰規制をなくすには


家に架空請求書が届いた。報道によれば、架空請求詐欺によって、1000万を騙し取られた人もいるという。

消費者を守る活動をやっている団体のもとにこのような請求について相談する人が急増しているそうだ。

これは立派な犯罪である。消費者センターでは処理できない問題である。警察はなぜこのような業者を取り締まらないのだろうか。

葉書や電話番号から業者をつきとめて、次々と逮捕して裁判にかければ、こういった事件は劇的に減るだろう。

しかし、警察はこのような問題を扱おうとしない。

なぜだろう。

警察も行政も、社会問題化している架空詐欺を放置しているのはなぜだろう。

車を運転していていつも感じるのは、なぜ交通警察は小さい違反に目くじらをたてて、大きな違反を見逃すのか?ということである。

シートベルトしていなくても他人を傷つけることはないのだから、いちいち道路で張っていて検問する必要もないだろう。

そんな時間があるなら、積みすぎとか、暴走行為とか、スピード違反とか他人に重大な危害を加える恐れのある違反の取締りをしっかりやってくれと言いたい。

路上タバコの規制に一つの区だけで年間2億円使うってのも、愚かじゃないですか。

アメリカ人DJのマイク・ロジャーズが言っていたけど、日本はまだよいほうで、アメリカは無駄な法律がありすぎるらしい。

車中での、同乗者の飲酒までも罰せられるらしい。運転しない人間がなぜ酒を飲んではいけないのでしょうか?

暑いので道路からそのまま海に飛び込んで泳いだ日本人が逮捕されたという。日本ならそんなことで逮捕なんかされない。

ロジャーズは、「日本はアメリカよりも自由である。」という文章を発表して、大きな反響があったそうだ。

アメリカは普通に生活しても、いくつかの法律を破らざるを得ないほど無意味な法律が多いという。

かつて自由の国と呼ばれていたアメリカは今はもう存在しないようだ。

私は、クリスチャンは遵法的な市民であるべきだと思うが、しかし、ただ奴隷のように言われたとおりに粛々と法律を守るというのでは足りないと感じている。

クリスチャンは、発言力を強くして、無駄な法律や有害な法律を廃止して、市民の自由を守るように働くべきだと思う。

そうしないと、人を縛り付けることが大好きなサタンに知恵をつけられて国がどんどんいろんな無駄で有害な法律を定めて国民を奴隷化しようとするだろう。

我々にとって、国家とは、犯罪者を罰し、侵略者と戦う「義の僕」である。我々にとって国家は救い主ではない。そして、我々の主権者でもない。無駄な法律を廃止させ、また、そのようなものを作らせないようにすべきだ。

本当に知恵のある人々、つまり、聖書的クリスチャンが政治の主導権を握るべきだ。

無秩序と過剰規制は、「知恵の欠如」に由来する。締めるべきところで締めなくてもいいところで締める、というのは愚者の特徴である。

秩序と自由は、メリハリのきいた政治を行うことのできる人間によってのみ達成され得る。

的外れなことをやっている根本的な原因は、聖書を基準として採用できなかったことにある。

 

 

2004年8月17日

 

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