自分の取り分を確保する時代が来るだろう
今、給食費を払わない親とか、モンスターペアレントの問題に学校が頭を悩ましているという。
これは日本人の倫理的レベルが下がったということにも原因があるかもしれないが、もう一つ重要な変化がある。
それは、「公共の神話の崩壊」だ。
日本は、社会主義国として公共を尊重してきた。
公立学校、公共放送、公的融資、公的健康診断、公的法律相談、公的年金、公的健康保険、町内会、・・・
こういった公共のシステムが作られ、その維持のために巨額の税金がつぎこまれてきた。
しかし、時代は変わった。人々は、公共に縛られたくないと考えるようになった。
かつては火の玉一丸となって戦争を遂行した国だ。しかし、幾たびか政府に裏切られるようになって、公共のものに疑問を抱きはじめた。
新しい時代は、「個人責任」の時代だ。
公共に金を取られるくらいなら、自分で使ってしまいたいというのは、いわば当然の心理である。
公共に回すお金が有効に使われているという証拠でもあればいい。しかし、政治家や役人は国民の期待を裏切ってそれを「公共のためには使わなかった」!!
どんなに汗水たらして働いても、かつかつの生活しか送れないように、税制度ができている。
ちょっと余剰の収入が出たらすぐに新たな増税で持ち去られる。自家用車を持てば、車検制度やら、重量税やら、なんとか税で、持っていかれる。持ち去られたものはどこでどう使われているかわからない。
こんな詐欺的な政府によく国民はおとなしく付き合ってきたものだと思う。
この掲示板をもし政府の役人が読んでいるなら、考えてもらいたい。
いつまでも国民は黙っていない。
自分の権利を主張する時代がやってくるだろう。
どんなに我々を押さえつけ、言論を統制しようとしても無駄だ。
公共が実は公共ではなかった、ということに気づいた人々が、自分の取り分を確保する時代が来るだろう。
2007年12月8日
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