最後にものを言うのは技術だ


殺人的な忙しさである。

これは、来月の12日まで続く。

今日やった仕事は、急な依頼で、ある工学関係の会社の翻訳。

そして、半年続いている2つの省庁の仕事。

継続して3つかかえており、外出もままならない。

一つ一つの単価が安くなっているので収入は昔と変わらない。

1990年代は、本当に単価が高かった。

しかし、今はほとんど奴隷の値段である。

外注の下請けの仕事というのは、本当に安い。高校生のバイト以下だ。

町工場の人々の気持ちがわかる。

こちらは、材料費がかからない分だけよいだろうが、それだけ馬鹿みたいに叩かれるからひどい状況は変わらない。

しかし、この世の中は、人を幸せにしないように何かの霊が働いているとしか思えない。時間が欲しいとお金がなくなり、お金が欲しいと時間がなくなる。

内需拡大のために、高速料金を値下げするという。やればできるんじゃないか!

なぜ普段のときに値引きしなかった?減税?なぜできるときにやらなかった?

つまり、日本のお上は徳川時代と変わらないのだ。

「生かさず、殺さず」。

最低限の命を保証しないと、働き手がいなくなる。しかし、多すぎるものを与える気持ちはない。

つまり、お金は支配層が握る。被支配層は、俺たちに奉仕すればよい。

こういうことだ。

日本は、製造技術があるから、にわか景気で豊かになった商業国がつぶれる中で生き残るだろう。細々かもしれないが。

最終的には、技術を持っている人間が勝ちだ。

恐らく、どん底まで落ちた後は、堅実な日本への信頼は回復して、株価も上昇するはずだ。優秀な車を作れる国は日本とドイツ、ほか限られている。

不良品を多売してにわか景気に踊った中国は没落する。

いや、没落して欲しい。

まともな努力をして大国になるのは賛成だが、あんな不良品を売って、人を不幸にするような商売をやって大国になどならないで欲しい。

今回不払いをやらかした会社も、この業界の商習慣をまったく無視している。

長い仕事の中ではじめての経験だ。

こちらは納期は絶対に守るし、仕事の質にも自信はある。だから、クレームがあるなら、ちゃんと言えばよい。何も言わないで、理由も示さずに不払いなど倫理が欠如している。

こんな会社が生き残れるはずはないのだ。人間の目はごまかせても、神の目はごまかせない。

背後にみなさんのお祈りがあり、神様が働いてくださった。ご支援を感謝します。

 

 

2008年10月31日

 

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