巻き返しの運動を開始しよう


世界の実情を知れば知るほど、問題は、霊的であると分かる。

問題を政治や経済どまりで考えている人は、ほとんど物事の本質を理解していない。

究極的な戦いは、霊的である。

イエスが救い主になることができたのは、この霊的な戦いに勝利されたからだ。

サタンはイエスを誘惑して言った。

「私にひざまずきなさい。そうすれば、全世界をあなたに与えよう」と。

御言葉によってこうお答えになった。

「主だけを礼拝せよと聖書にある」。

歴史上のすべての戦いの究極はここにある。

つまり、「誰を神とするか。」「誰に頼るか。」「誰に成功を求めるか。」

今世界を動かしている人々の99.999%は、サタンを跪拝した人々である。

だから、サタンから潤沢な資金が来る。

イエスを礼拝する我々には、金が回ってこない。

これを見て、「今はサタンの世だから抵抗しても無駄だ。再臨を待て」という人々がいる。

違う。

今はサタンの世ではない。

イエスは、すべての誘惑を退けて、サタンから力を受け取ることを拒否され、そして、最後に十字架にかかってすべての仕事を終えられこういわれた。

「私には天地における一切の権威が与えられている」と。

つまり、最高権力者となられたということだ。

今はすでにキリストの世界なのだ。

サタンの世界ではない。王座に座っているのはイエス・キリストである。

では、なぜ我々に力がないのか、どうして、政治的にも経済的にも無力なのか。

騙されてきたからだ。

サタンは、教会にディスペンセーショナリズムという異端をはびこらせて、クリスチャンから抵抗の心を奪った。

クリスチャンが「イエス・キリストこそ世界の王である」との信仰を持つことを妨害した。

クリスチャンは、長い間戦ってこなかった。

馬鹿にされ、いじめられている子供が突然強くなってもなかなか人に恐れられないのと同じだ。

我々は、スタートラインについた。

今までの騙しからやっと解放された。

サタンの側では、若い芽のうちに摘んでおこうとしている。

大きな勢力に発展する前につぶしてしまおうと。

しかし、無駄だ。

これは、我々から始まった運動ではなく、神が始められたものだから。

神が始めた事業を誰がストップできるだろうか。

サタンがつぶしにかかっても、絶対にこの働きは挫折しない。

我々、気づいた者の責任は重大だ。

世界でも、ほんの一握りのグループだ。

世界で陰謀に気づいているクリスチャンは多いが、ポスト・ミレにたって、「できる」と考え、行動に移している人はほとんどいない。

世界を変える責任は我々にある。

我々に大きな期待がかけられている。

我々には、神の目、そして、無数の天使の目、そして、天にいる無数のクリスチャンの目が注がれている。

巻き返さねばならない。

この世界からサタンを追い出し、キリストの領土を拡大しなければならない。

仲間が増えれば、はずみがついて、雪だるま式に増えるようになるだろう。

今は、中心の核を作るときだ。

この核の形成において、神学は重要である。

神学があやふやならば、虫食いだらけの材木を家の柱とするようなものだ。

一番中心は、前提主義。

聖書を神の絶対命令として、いかなる疑問ももたずに信仰すること。

この信条の上に「のみ」御国は力強く進展できる。

さあ、巻き返しの運動を開始しよう。

 

 

2010年7月28日

 

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