ユダヤ人が金融に長けている原因
金融ブームがまた来ようとしている。今度は、インターネットを使った個人投資家によるマネーゲームらしい。
世界の金融業界を支配しているのはユダヤ人だろう。ジョージ・ソロスもユダヤ人である。
現在の中央銀行券(紙幣)は、ユダヤ人の発明らしい。
「一方、中世にはユダヤ人だと分かっただけで財産を没収されることがあったので、ユダヤ人にとって自らの名前を書かねばならない記名型の証券は安全ではなかった。そのためユダヤ人の金融業者たちは、無記名の証券(銀行券)を発行・流通させる銀行をヨーロッパ各地で運営していた。この技術は、やがてヨーロッパ諸国が中央銀行を作り、紙幣を発行する際に応用された。 」
http://tanakanews.com/b0201jew.htm
マルクス主義は、金が金を生む「金利」という概念を嫌う。
すべてのお金には労働の裏打ちがなければならないと。そして、現代のクリスチャンも同じような考え方をしている。
しかし、聖書はそのようなことを少しも述べていない。
イエスは、1ミナを預けた僕がそれを ふろしきの中に隠しておいたことを叱責した主人のたとえ話しをされた。
「もうひとりが来て言った。『ご主人さま。さあ、ここにあなたの一ミナがございます。私はふろしきに包んでしまっておきました。
あなたは計算の細かい、きびしい方ですから、恐ろしゅうございました。あなたはお預けにならなかったものをも取り立て、お蒔きにならなかったものをも刈り取る方ですから。』
主人はそのしもべに言った。『悪いしもべだ。私はあなたのことばによって、あなたをさばこう。あなたは、私が預けなかったものを取り立て、蒔かなかったものを刈り取るきびしい人間だと知っていた、というのか。
だったら、なぜ私の金を銀行に預けておかなかったのか。そうすれば私は帰って来たときに、それを利息といっしょに受け取れたはずだ。』」(ルカ19・20-23)
「利息」を毛嫌いするマルクス主義の考えが、クリスチャンに大きな害を与えている。
「労働を得ないで得たものはすべて悪だ」というような考えが相続税の背景にあり、クリスチャンはそのようなシステムを容認し、それによって自分の首を絞めているのだ。
「労働を得ないで得たものはすべて悪」なのだろうか。
神の現実を見て欲しい。
神は、親の優秀な遺伝子が子供に伝わることをよしとされた。
人間にしても、競走馬にしても、優秀な親は優秀な子供を産む確率が高い。
これは、子供の側から見れば「不労所得」である。
マルクス主義の国家と、その国家によって教育を受けた現代人は、「そのずるい奴から財産を毟り取れ」と叫ぶ。
70パーセントの相続税によって、資産家でも3代で滅亡するシステムを作り上げた。
マルクス主義は、神の現実への反逆であり、神が作り上げた「偏愛のシステム」の破壊者である。
ソ連のように、優秀な人の生み出した財産を強制的に奪い取って全国民に分配した結果どのような社会が生まれただろうか?
優秀な人へのねたみの合法化である。
聖書において最も重大な罪の一つに数え上げられている「ねたみ」が社会の中において大手を振って歩くことができるようになった。
「もぐら叩き」が常識になった。
この状況は、戦後マルクス主義経済学のシステムを導入した日本においても同じであった。
才能はつぶされ、飛びぬけた個性は締め出された。
全員が最小公倍数で通分され、低レベルで平均化された。
飛びぬけた金儲けや成功には累進課税というペナルティが課せられた。
日本のサッカー選手に優秀なストライカーがいないのは、生まれたときから目立たないように訓練された結果である。
日本の政界を根底から変革するような政治家が生まれないのは、個性よりも同化を強制された結果である。
歴史を変えるのは大衆ではなく、一人の突出した天才である。
天才を許さないから、潮流に飲まれ、分かっていながら破局の渦に飲み込まれるのである。
失敗を回避するために冒険を許さない教育は、「預かった金をふろしきに隠しておく僕」を賞賛する教育であり、すなわち、反キリストの教育である。
聖書の世界とは、「できるだけ安全をはかって何もしない」という世界ではなく、「成功を求めていちかばちかやってみる」世界である。
ユダヤ人が金融に長けている一因は、彼らの冒険的な宗教にあるのだ。
2005年6月26日
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