最近の知識人には、「日本は、宗教に寛容な多神教の国である。」という誤解がはびこっている。

多神教は寛容か？？？

ここ数百年の日本はたしかに「多神教に基づく社会」であった。

しかし、それは、空前絶後のキリシタンへの大迫害の後に実現したものであることを忘れないようにしよう。

それに、多神教であったローマ帝国も、無数のクリスチャンを迫害し虐殺した。

ローマの専門家が、ぬけぬけと「ローマは、多神教で寛容だった。」とぬかす「虚偽がはびこる風潮」が顕著になっている。

幻想を捨てよう。

2005年5月23日