卑怯な手法は通用しない


ブライアン・ジョンソンがBIG GOVERNMENTに寄稿した「トヨタ問題:労働組合と政府に後援・主導された魔女裁判」は興味深い。

http://biggovernment.com/brjohnson/2010/02/17/toyota-and-the-union-backed-government-led-witch-hunt/

今回のリコールは、議会の聴聞会の要請はまったくなかった。突然振って沸いたような出来事だった。

トヨタのアメリカでの事業は、その独特のカンバン方式により、非常に成功し、2005年にフォーチュン誌は次のように述べた。


ほとんどあらゆる点で、トヨタは世界で最高の自動車製造業者であるだけではなく、明らかに世界でもっとも優れた製造業者である。

2006年にトヨタは、米国における3番目の販売数を獲得した。2007年にフォードを抜いて2位となり、2008年、GMが金融危機により破産してから、世界で最高の自動車製造業者となった。

GMが国有になって、トヨタは、政府と戦うはめに陥ったことが今回のリコールの背景にあるらしい。

GMは労組の力が強く、会社に対して非熟練工にすら時給33ドルを払うよう命令した。これが米国の他の自動車製造業者にも波及し、相対的に競争力を鈍化させ、トヨタの躍進につながった。

今、トヨタの顔に泥を塗ろうとしているのは、GMを動かす政府と労組である。優秀なトヨタをつぶすために、魔女狩りをやり始めた。

・・・

愚か者たちだ。

政治的手法を使って勝てるような世界ではない。

最後に笑うのは、正当な努力をした者だ。

どんなに政府がトヨタをたたき、GMを支援しても、人々は、質が高くて安い商品を求める。

トヨタは今しばらくの辛抱だ。

 

 

2010年2月18日

 

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