エルサレムに二度と神殿は建設されない2


プレ・ミレの教理では、エルサレムに神殿が建つことになっている。

そして、そこで旧約の宗教が復活すると。

メシアニック・ジュー(ユダヤ人クリスチャンのグループ)の関係者から聞いた話だが、イエス・キリストの十字架があって、神殿崩壊が起こる紀元70年までの間に、神殿で奉仕する大祭司に死者が出たという。

至聖所に入ってそこで絶命するので、死んだときに引き出せるように、足に紐をつけたと。(至聖所には大祭司以外入れないので)

裏づけを取ったわけではないのだが、ありえる話だ。

イエス・キリストが十字架で死なれたことは、動物をいけにえとして殺してその血を携えて贖いの儀式の実体である。

動物犠牲は、単なる象徴である。それは、イエス・キリストを示している。

だから、イエス・キリストが十字架で死なれたときに、神殿での儀式は不要になった。

十字架があるにもかかわらず、儀式を続けることは、すなわち、イエス・キリストを否定すること、つまり、反キリストである。

だから、神ののろいをこうむっても不思議ではない。

ロスチャイルドが推し進めてきた、古代ユダヤ王国の再建、そして、その栄光の回復という計画は、神殿建設を頂点とする。

しかし、神殿建設をするということは、イエス・キリストの拒絶であるから、のろいをこうむる。

だから、この計画絶対に実現しないのだ。

この反キリストの神学をロスチャイルドといっしょになって唱導しているディスペンセーショナリズムのプレ・ミレという学説は、それゆえ、のろいを招く神学であり、誤謬である。

このプレ・ミレ運動に携わっている人々を見てほしい。

ビリー・グラハム、ハル・リンゼイ、ティム・ラヘイ、パット・ロバートソン。

みんなフリーメイソンや統一協会との関連を疑われている。

それもそのはず、ディスペンセーショナリズムのプレ・ミレを作ったのが、ラクンザというユダヤ人でイエズス会士。

それを広めたジョン・ダービーは、東インド会社で、その教えは、三百人委員会から支援を受けている。

世界に大きな影響を与えたスコフィールドバイブルの著者サイラス・スコフィールドは、イルミナティのヤコブ・シフと関係があった。

スコフィールドは、ロータスクラブの世話でニューヨークに居を構え、シオニストのバックアップを受けていた。

どうだろうか。

いかに福音派キリスト教が、反キリストのユダヤ人運動に汚染されたことか!

神殿を建設し、イエス・キリストの十字架の犠牲を無効にする人々によって騙されたことか!

日本に、ウェストコットとホートのアレキサンドリア型写本に基づく改竄聖書を広めるのに大きな役割を果たしたロックマン財団は、プレ・ミレを唱導している。

日本の聖書図書刊行会は、ロックマン財団との訴訟からようやく近年解放され、自分の意志で新改訳を出すことができるようになった。

ロックマン財団は、新改訳の翻訳に際して、NASBの翻訳版を作れと指示を出していた。

しかし、NASBは、意図的な誤訳がなされていたと翻訳主任が告白・懺悔した。

プレ・ミレ終末論を流行らせ、クリスチャンを無力化し、エルサレムに神殿を建設させ、キリストとは別の救い主を信じ込ませるサタンの策謀を、我々は見抜かねばならない。

 

 

2009年10月31日

 

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