アルミニウス主義とカルヴァン主義
アルミニウス主義は、人間の側の力を半分認めて、「救われるには、人間の側の努力も半分必要だ」という考えです。
しかし、聖書では、一貫して人間は、予定されているかどうかで決まると述べています。
すべて、神の側の一方的な働きかけによって人間は救われるかどうか決まる。
「したがって、事は人間の願いや努力によるのではなく、あわれんでくださる神によるのです。」(ローマ9・16)
アルミニウス主義は、人間を瀕死の状態で海でおぼれて助けを求めている人と描く。叫び求めているので、浮き輪が投げられるとそれにしがみつく。
つまり、人間の側の協力がなければ、神は人間を救えない。
カルヴァン主義は、人間を完全な死人として描く。叫び求めることすらできない。彼はおぼれて10000mの海底に沈んでいる。しかも、心臓をサメに食われていてまったく命がない。
神は、彼を救うために、まず心臓を創造され、すべての傷を修復され、体に命を吹き込まれる。
そして、海上に浮上させ、自分が助からねばならないことを意識させ、救助を求めるようにする。
そこに浮き輪が投げられ、しがみついて救われると。
「陶器を作る者は、同じ土のかたまりから、尊いことに用いる器でも、また、つまらないことに用いる器でも作る権利を持っていないのでしょうか。 」(ローマ9・21)
2010年3月27日
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