レフト・ビハインドはことば社にとって自殺行為


ことば社がレフト・ビハインドの続編を出したそうだ。

こういう終末預言本は売れる。

だから、どうしても捨てられないのだろう。

しかし、これは麻薬と同じだ。

キリスト教出版社が存在する意味とは、「真理を伝える」というただそれだけのためである。

真理を伝えなくなったら、存在意味がなくなるので、早晩消え去る。

レフト・ビハインドのような、聖書のいずれの個所からも証明できないトンデモ本を出して、「終末は近い」と読者に知らせることによって、ますます福音派は一般の世の中から乖離し、感覚が異常になり、カルトのようにヒステリックになり、そして、誰からも相手にされなくなるのだ。

ハルマゲドンで騒いだのは、オウムだけではない。その以前からずっと福音派はハルマゲドンに取り付かれていた。

レフト・ビハインドは、ことば社にとって自殺行為である。

まともな読者をどんどん離れさせている。

 

 

2006年11月4日

 

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