GHQによって基盤から破壊された戦後日本


戦前の教育の残滓すら残らなくなって、完全に戦後世代の親に育てられた子どもたちが、今、社会の第一線で活動するようになって次第に結果が現れてきた。

つまり、「基準の喪失」だ。

何が善で何が悪かまったくわからなくなっている。

戦前は、教育勅語によって基本的な道徳教育がなされた。教育勅語には聖書の影響があった。

以下のサイト「斎藤吉久メールマガジン」は非常に重要なので御一読をお勧めする。

http://www.melma.com/backnumber_158883_4090211/

この記事によると、「歴史研究」(歴研)の昨年10月号で内ヶ崎晴男氏が教育勅語には、聖書の影響があると指摘した。

1907(明治40)年にロンドン大学で、東京帝国大学総長、学習院院長、京都帝国大学総長、理化学研究所初代所長などを歴任した数学者・教育学者である菊池大麓男爵が日本の教育をテーマに講演し、教育勅語の英訳を会場で配った。

その講演は大好評を博したという。

また、「翌年にはやはりロンドン大学で第一回国際道徳教育会議が開かれ、各国から教育行政の関係者などが1800人が参加し、日本政府を代表して教育者で数学者の北条時敬が教育勅語について演説し、賞賛された」。

アメリカでも教育勅語について講演があったので、「敗戦後、日本を占領したGHQが教育勅語の価値を知らなかったはずは」ない。

ところが、「GHQは教育勅語の排除に取り組み、昭和21年には学校行事での奉読が禁じられ、教育基本法制定の翌年には衆参両院でそれぞれ「排除」および「失効確認」の決議がなされ、その結果、歴史の表舞台から追放された」。

「内ヶ崎さんは、教育勅語が最高の教育箴言であることをGHQは知っていた。だからこそ失効・排除まで手をゆるめなかった」という。

これでGHQの隠れた意図が明らかになった。

すなわち、戦後の日本から聖書の影響を根絶すること。

そして、それに代わるものとして、社会主義と福音派のキリスト教を提供すること。

福音派のキリスト教とは、ウェストコットとホートの改ざん聖書に基づくキリスト教。そして、いのちのことば社やロックマン財団の終末論であるディスペンセーショナリズムのプレ・ミレ(福音は社会的に無能であるとする論)と無律法主義に基づくキリスト教。

GHQはイルミナティの実行部隊であった。そして、日本占領とは、イルミナティの思想を日本に広め、聖書的キリスト教の影響を根絶することにあった。

そのために、一般社会では、教育勅語を廃止し、道徳教育を撤廃して、無律法な日本人を作り出すこと。キリスト教においては、キリスト教とは似て非なる福音派(ファンダメンタリズムとは異なる)を流行らせ、教会を無力化すること。

こういう計画があったのだろう。アメリカの侵略を受けた日本は、国を「道徳」という基盤から破壊された。

立て直すには、聖書的キリスト教に基づく社会建設しかない。

 

 

2010年5月1日

 

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