奴隷からの解放
サタンとサタンに騙されている人々の特徴は、環境破壊である。
環境破壊の元にある考え方は、「今がよければいいじゃないか。未来のことについてなど心配する必要はない」である。
今の快楽のため、無制限に資源を乱獲する。
戦後日本の企業は、資源を無制限に乱獲した。
その一つは、人である。
大企業に勤めたことがあるから分かるが、大企業の人事管理というのは天才的である。
人間を徹底して有効利用するためのシステムが整っている。
管理職が部下を管理する手間を省くために、部下同士で管理しあう。
部下同士のあいだでの心理操作によって社員はがんじがらめに縛られる。
日曜日も接待やら運動会やらに駆り出され、夏休みの間も会社に連絡が義務付けられており、心理的に休む暇がない。
こういった体制はまさに、奴隷制である。
戦後日本は、企業戦士という名の奴隷の血と汗と涙によって築き上げられてきた。
しかし、これは、実は環境破壊なのである。
昔、戦艦を建造するために木を伐採し、そのために洪水や旱魃によって滅亡した文明があった。
今のために未来を犠牲にする愚か者。これがサタンに操られた人間の哀れな姿である。
戦後日本は、人間という環境を破壊した。
年間兆単位の利益を上げている企業で、精神疾患が多発しているという。
大きな利益を上げ、全国に店舗を広げているあるスーパーは、入社間もない社員を管理職扱いにして残業代を払わないという。
神を恐れない企業は生き残れない。
人間を搾取する企業は生き残れない。
社員の幸せを考えない企業は生き残れない。
なぜならば、彼らの未来を潰すことになるから。
税金を取れるだけとって、むちゃくちゃな使い方をし、いつまでたっても国民に幸福と休息を与えない今の政治家は、人間というもっとも重要な資源を乱獲し、未来を滅ぼすサタンの使いである。
人間の本質は、「奴隷商人」である。
昔は、露骨な奴隷売買があったが、今は巧妙に隠れた奴隷売買がある。
クリスチャンは、自由になるために召された。
だから、クリスチャンが、このような奴隷制度のもとで苦しむ必要はまったくない。
「でも、企業から離れたら生きていけない」と恐れるだろうか。
マナが降るのだ。
私は実体験してきたからわかる。
人生は一度しかない。その大切な人生を奴隷として生きるのはあまりにも酷ではないか?
クリスチャンになるということは、自由になるということ。
そして、その自由とはお題目ではなく、実際的な自由であるということ。
たしかに戦いはある。しかし、それは人に引きずられてではなく、自分の内側から出てくる戦いだから納得が行く。
人並みの生活などという「横並び意識」は奴隷根性の証拠だ。
神から与えられたもので満足するならば、自由は我々の目の前にある。
2008年6月3日
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