少子化といじめはメシア国家のひずみである


少子化の問題が高税率の福祉国家に顕著に表れているのは、社会主義の体制が人間の本能を変えるからと思われる。

税率が異常に高く、国家がいろんな支援をしてくれるということになると人間は依存的になる。

誰も助けてくれない、ということになれば、自己管理、自己防衛の感覚が身に着き、いわば国民は「野生化」する。

野生化すると、子孫の獲得と繁栄という本能が復活する。

動物園の動物たちに子作りの問題がよく発生するのと同じように、生活を保障された社会の人間に少子化問題が起こるのは当然なのである。

いじめ問題の遠因も社会主義体制にあると考えられる。

親も家畜化しているから、子供に「強くあれ」と教えることができない。

家畜化した人間は、家畜の地位を失うことを恐れるあまり、主人に対する怒りを内向きに爆発させる。つまり、弱いものいじめとか家庭内暴力として現れる。

メシアなる国家のひずみが社会のいたるところに現れるようになった。

 

 

2006年12月11日

 

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