日米の進化論者の逃げ方は同じ
アメリカの進化論者と議論しているが、反応が日本の進化論者と同じである。
細かいところにつっかかって全体を見ようとしない。馬鹿じゃないんだから、議論の主な流れは理解できるはずだ。しかし、彼らはそれを見ようとしない。
いつも結論は同じ。「あなたは進化論を誤解している」。
誤解していてもいいじゃないか。議論の中心がぼけてなければ。
進化論者は、こういう姑息な手段を取る。どうして?
守れないからなんだ。進化論を。
もう限界なんだ。僕の議論に対応できないんだ。だからつまらない生物学の知識不足を挙げてそこに議論の方向を持っていこうとするんだ。
もう進化論は終わりだ。あきらめたまえ。
<内容の概略は次のとおり>
私は、繰り返して次の矛盾点を突いた。(このHPをよく読んでいる方は耳にたこができるほど聞いた議論で申し訳ないです。)
すなわち、「自然淘汰の原理はマクロな進化には適用できても、光合成における化学反応の進化などのミクロの進化には適用できない」と。
突然変異によって、遺伝子に変異が生じる。その変異が環境に適合できない形質を生むならば、生存に寄与しないが、適合できる形質を生むならば、寄与する。
だからたまたま有利な形質を獲得するような遺伝子変異が生じた個体は生き残って子孫を残し、その形質を定着させるが、そうじゃなければ、形質は定着しない。
こうやって生物の遺伝子に変化が積み重なって進化が進むと。
しかし、ミクロの進化の場合、どうだろうか。
光合成を成立させるための化学反応の進化はどうやって進んだのだろうか。
光合成が個体にとって有利な形質になるには、何らかの生存に寄与するものを生産できなければならないわけだ。それまでの間に光合成のシステムはせっせと化学反応を進化させねばならない。
さて、この進化が成立するには、化学反応の進化のそれぞれの段階において、次の段階のものは前の段階のものよりも生存に寄与する形質をそなえていなければならない。
たとえば、A→B→C→D→E→光合成完成と進化したとする。
AがBに進化するには、Aが持っていなかった形質をBが持っていなければならない。
もちろん、それは生存に有利な形質である。不利ならば、進化は終わる。
進化論者は、ここで化学反応の進化の各段階においてどのような有利な形質が得られたのか説明しなければならない。
じゃないと、A、B、C、D、Eとみな同じ生存能力しかないことになるから。そうなると進化は起こらないことになってしまう。
さて、光合成成立までの上記の5つの化学反応の各段階でどのような有利な形質が積み上げられていったのか?
AよりもBは、光によってある物質を生み出す形質を得た、それが、個体の生存率を高めたとか。
無数にある光合成までのステップの一つ一つにこのような説明ができなければ進化論は学説として成立はしないのだ。
しかし、実際は、「この時代に生物は光合成の機能を獲得し・・・」というような粗雑な説明しかしない。
その中身が問題なのだ。光合成の機能をどのように獲得したのかが。
お分かりだろうか。
無理だ。
光合成が誕生するまでの化学反応の一つ一つの成立に伴って生存に有利な形質が生じたことを説明するなんて不可能だ。
2009年6月20日
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