ビザンチン本文を復活させよう5


ビザンチン優位説は、新約聖書の最適な形態の本文を決定する際に、それ自体で説得力のある論理的な展望を提供し、様々な折衷的な代替物が示すことのできない方法論的な首尾一貫性を有する。

現代の折衷的な学説は、擬似権威的な新約聖書本文の形を確立したと主張するが、この主張には欠陥がある。というのも、土台となる理論に、伝達志向の基礎が欠けているからである。ビザンチン優位説は単純に見えるかもしれないが、過度に簡略化されているものではけっしてない。千年間以上もの間伝達的継続性と優位性を示してきた本文を、神聖なオリジナルの自筆文書をもっとも忠実に再現していると認定することには説得力のある理由がある。・・・

ビザンチン本文は、新約聖書のほとんどを通じて維持されている異文の優勢な一致パターンを反映している。ほとんどすべての例において、様々な批評的道具、特殊な研究、照合記録において発表されたデータによって、一致した異文が容易に確立・確認される。

ビザンチン本文の異文を決定するための主要な源は依然として、ヘルマン・フライハー・フォン・ゾーデンの大道具である。・・・これらのデータは、初期に発表された源から以前決定されたビザンチンの異文の状態に関して主要な確認を提供している。とくに、これらの完全な照合結果は、フォン・スーダンの20世紀初期の道具において提示されたビザンチン群証拠(Byzantine group evidence)を確証する傾向がある。・・・
http://koti.24.fi/jusalak/GreekNT/PREFACE.PDF


 

 

2010年4月5日

 

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