敵の陣営に戻るな
昨日、10年間音信がなかったあるアメリカ人からメールがあった。
私から借りた本を返したいという内容だった。
その本とは、公立学校教育に反対するホームスクーリング運動の指導者サムエル・ブルーメンフェルドという人が書いた本である。
彼はその本を読んで興味を持ち、ブルーメンフェルドが否定した公立学校教育推進派の拠点であり、ユニテリアンが主催するハーバード大学大学院に入学し、卒業して、今日本の有名ミッション大学の教師をしているという。
何と、私が本を貸した意図とまったく逆の方向に進んだわけだ。
私は、彼に再建主義を説いた当初から何か敵意を感じていた。
この敵意を私は国籍を問わず様々なクリスチャンから感じてきた。
再建主義を話すと、相手の中に悪霊が働いて、アマノジャクに変わるのだ。もし私から話を聞かなければ、善良なクリスチャンのままでいられただろうに。
私は相手を怒らせようとしているのでも、挑発しているのでもない。ただ淡々と聖書から解き明かしているだけだ。
しかし、それまでクリスチャンの心に鍵をかけて、戦闘能力を奪うことに成功してきたサタンが、彼らの心に働いて、敵意を生み出すのだ。
そして、こちらの意図とまったく逆の行動をとり始める。あのアメリカ人のように、わざと逆の道に進むのである。
実は明日訪問するアメリカ人家庭もそうだ。ポスト・ミレを語ると奥さんの顔色が変わる。そして私の一語一句に文句をつけてくる。
私が玄関を出ると、すぐにガチャっと鍵をかける。
歓迎されていないのかな、と思うと、またお呼びがかかる。
霊的な戦いを感じる。
聖書が主張するセオノミーとポスト・ミレを語ると、確実にサタンの王国は滅亡に向かう。
「・・・悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。」(ヤコブ4・7)
現在、世界で悪魔が活躍しているのは、クリスチャンが立ち向かっていないからだ。
諦めているからだ。
諦めの終末論(プレ・ミレ)を信じているからだ。
そして、プレ・ミレを批判する再建主義者に敵意を抱いているからだ。
むやみに我々に対抗しないことだ。
本当にサタンの陣営に逆戻りして、彼らと運命を共にしたくなければ。
2004年12月29日
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