聖書は前提以外の何物でもない
<Q>
(礼拝の)予定していた聖書箇所に、・・・第二列王記18章が含まれておりました。(アッシリアの)ラブ・シャケが(彼に包囲されている)ユダの民に大声で呼ばわるところです。
「いったい、おまえは何に拠り頼んでいるのか。」
「主が私に『この国に攻め上って、これを滅ぼせ。』と言われたのだ。」
「城壁の上の民の聞いているところでは、われわれにユダのことばで話さないで下さい。」
「国々の神々が、だれか、自分の国をアッシリアの王の手から救い出しただろうか。」
「・・・と言って、おまえたちに主を信頼させようとするが、そうはさせない。」
「主がエルサレムを私の手から救い出すとでもいうのか。」
「クリスチャンよ、おまえは何に拠り頼んでいるのか。主が『・・・』と言われたのだ(注:実際は主はラブ・シャケには語られていないので、勝手な作り話を、あたかも主の民が主からのメッセージを受けたかのように語る)。」とユダのことばで話しかける(注:専門家ではなく、一般大衆にわかりやすい言葉で話しかける)物が現れる。「だれか、自分の国を・・・だろうか。」と実に根拠を示して説得にかかる。主を信頼させようとするが、そうはさせない。「主が・・・私の手から救い出すとでもいうのか。」と自説が主の御言葉より信頼に足る。主が『私の』手から救い出せるはずがない、と実に本人もそれを確信している。
実に!今の日本!いや、世界も!
強力な軍勢を率いたラブ・シャケだらけではありませんか!!
偽クリスチャンが、全く聖書とは関係のない思想や学説を、一般クリスチャンにも、実にわかりやすく、説得力のある口調で語りかける。「創造論が正しいとで もいうのか。」「聖書の律法が自分の国を犯罪から救い出すとでもいうのか。」「だれか、ファンダメンタリストの迷信がこの正しい『史実』に勝つのだろうか。」 おまえたちに主を信頼させようとするが、そうはさせない!
しかし、ユダの民は一言も答えなかった。王の命令に従った。「主に堅くすがって離れることなく、主がモーセに命じられた命令を守った」ヒゼキヤ王は、へりくだって預言者イザヤの前に出ます。
さて、21世紀のクリスチャンは、どうでしょうか。
やはり、偶然ではないと思います。
<A>
まさにそのとおりです!
聖書を疑わせる。神を疑わせる。これが、サタンのやり方です。
しかし、こけ脅かしに過ぎない。
サタンは我々の足をすくおうとします。
一瞬でも足を上げると、足払いをかけようとしています。
科学者が何を言おうと、権力者が何を言おうと、御言葉は「前提」以外の何物でもない。
前提を崩せば、キリスト教のすべての体系が崩壊する。
中途半端はありえない。
御言葉は絶対か?と疑うことすら我々には許されていない。
だから、こと御言葉に関しては、「思考停止」しなければならない。
人は、これを狂信とか盲信と呼ぶでしょう。
しかし、神は、こと御言葉に関する限り思考停止を求めておられる。
「本当に神はそのようなことを言われたのですか?神はその実を食べると死ぬと言っていますが、盲信はよくないですよ。本当のことを言いましょう。あなたは死にません。食べてしまいなさい。」
これがサタンのエバに対する言葉です。
「思考停止の禁止」。
ただ、誤解がないように断っておくが、これは人間には適用できない。
我々は人間の言葉に「思考停止せよ」なんて言っていない。
我々が言っているのは「神の言葉」である「聖書」だけである。
聖書を絶対に疑ってはならない。聖書は前提であって、疑うことは反逆を意味し、堕落することを意味する。
サタンはラブ・シャケを借りてイスラエルの人々を動揺させ、降伏させようとした。
イスラエルは堅く立ち動揺しなかった。ラブ・シャケは敗退し、帰国た。
そして、帰国後すぐにクーデターにより殺された。
クリスチャンは、現在、主に以下の2つのラブ・シャケと直面している。
(1)リベラリズム
「聖書は人間の言葉であって、間違いが含まれている。聖書によるのではなく、科学に基づいて考えるべきだ。」
もちろん我々は科学を否定しない。しかし、御言葉に反することはたとえノーベル賞を取った科学者であっても信用してはならない。
(2)ディスペンセーショナリズム
「世界の現状を見なさい。どうしてこれが神の国ですか。どうして神が世界を統治しておられると言えるか?どうしてこれから世界はよくなると言えるか?これから世界は終末の破局に向かって下降するのです。」
これもサタンの惑わし。世界は悪くなる一方というのは間違い。技術革新により我々は文明の利器、医療、などによってかつてない繁栄を享受している。
いろいろ問題はあるにしても、昔の人身売買、奴隷制度、闘技場での人殺しショー、思想・政治犯への弾圧、人身御供、身分制度と比べればはるかによい。
昔は、平均寿命40歳くらいでしょう。今は80歳。2倍になった。
昔と比べて今はひどい、そして、これからもっとひどくなる、というのは完全なプロパガンダ。
2008年6月16日
ツイート
ホーム