フルプレテリズムは無千年王国説である
> 富井先生:
> お忙しいところ申し訳ありません。
> インターネットの「Preterist Cosmos」というサイトでDavid
> A. Greenという方が執筆された「How I Became a Preterist」
> という文献に当たりました。その中で「Finally, one day I was
> introduced to a book by postmillennial reconstructionist
> David Chilton (who later renounced postmillennialism when
> he became a true preterist). 」
> とあったのですが、フルブレテリストは
> ポストミレでなくなって、アミレかプレミレになってしまうの
> でしょうか。また、パーシャルブレテリストではどう解釈する
> のでしょうか。
> 宜しく御教示下さい。
>
英文の個所を訳すと次のようになります。
「結局、ある日、私は、ポスト・ミレの再建主義者デイビッド・チルトンの著書を紹介された(チルトンは、後に真のプレテリストになった時、ポスト・ミレを捨てた)。」
フルプレテリズムはポスト・ミレから生まれたのですが、しかし、千年王国がすでに紀元70年前に成就したとするので、字義的に言えば、無千年王国説です。
伝統的なポスト・ミレは、「この今の新約時代の歴史が千年王国であり、今教会は悪魔や悪霊と戦っており、いずれ勝利する」と教えていますが、フルプレテリズムは、最後の審判が終わったので、すでに戦いの時代は終わったとします。現代における悪霊の活動すら否定するフルプレテリストがいます。
2004年3月21日
ツイート
ホーム