不義の金融制度



グリーンスパン:「中央銀行は長期的に見れば、バブルをつくり出します。」

アンカー:「じゃあ、どうして中央銀行が必要なのですか。」

グリーンスパン:「それは大変興味深い問題です。この特別な段階において、わが国では、不換紙幣が通用しています。これは、実質的に、政府が刷っているお金であり、通常は、権限を持つ中央銀行が印刷を担当します。

作り出されるお金の総量を制限する、金本位制か固定為替相場制のような何らかの機構を作らねばなりません。それがなければ、歴史全体が示すように、インフレが起こり、経済活動に対して非常に有害な影響を及ぼすことになるからです。

私自身を含め、『1870年から1914年にかけて、国際的に金本位制の時代に、アメリカは大変うまくやっていた』と信じる人々が多いのです。」

アンカー :「グリーンスパンさん自身は『本当に中央銀行は必要なのだろうか』と疑問をお持ちですね。そこで質問なのですが、マエストロであるあなたが、どうしてご自身の在職中にはっきりと、一貫してこの疑問を口にすることができなかったのでしょうか。結果として、わが国の経済はほぼ壊滅状態にあるわけですが。
http://www.myloansconsolidated.com/2011/01/20/after-destroying-the-us-dollar-alan-greenspan-now-supports-gold-standard/

まあ、こうもいけしゃあしゃあと、まったく別のことを言えるものだ。

自分が連邦準備制度の総裁としてバブルをつくり、そして、それを破裂させた。

連邦準備制度の登場によって、ドルの価値は96%下がった。1913年の1ドルは、2007年の21ドル60セントに相当する。

つまり、連邦準備制度は、不換紙幣によって、人々から金を盗んできたということだ。

あなたがたはさばきにおいても、ものさしにおいても、はかりにおいても、分量においても、不正をしてはならない。
正しいてんびん、正しい重り石、正しいエパ、正しいヒンを使わなければならない。わたしは、あなたがたをエジプトの地から連れ出した、あなたがたの神、主である。(レビ記19・35−36)

あなたは袋に大小異なる重り石を持っていてはならない。
あなたは家に大小異なる枡を持っていてはならない。
あなたは完全に正しい重り石を持ち、完全に正しい枡を持っていなければならない。あなたの神、主があなたに与えようとしておられる地で、あなたが長く生きるためである。(申命記25・13−15)

欺きのはかりは主に忌みきらわれる。正しいおもりは主に喜ばれる。(箴言11・1)

正しいてんびんとはかりとは、主のもの。袋の中の重り石もみな、主が造られたもの。(箴言16・11)

異なる二種類のおもり、異なる二種類の枡、そのどちらも主に忌みきらわれる。(箴言20・10)

中央銀行を握るものは支配者である。

その匙加減一つで、国をバブルに躍らせ、そして、没落させることができる。

この不義の金融制度を改革しなければならない。

 

 

2011年1月27日

 

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