世界は破局に向かっているのではなく、完成に向かっている3
現在流行のプレ・ミレによる終末預言解釈は、
「現在我々が生きている世界は、キリストが王ではなく、清められてもいない、サタンの世界である。キリストが王になり、サタンの活動が抑圧されるのは、再臨後の未来においてである。」
というものである。
しかし、キリストは、はっきりと、「私には天においても、地においても、一切の権威が与えられています。」と述べておられる。
また「元気を出しなさい。私はすでに世を征服した(原語を直訳)。」とも宣言されている。
そして、キリストは「天におけるものも、地におけるものも、一切のものを神と和解させてくださった」(コロサイ1・20)のである。聖書は、この宇宙から敵意は取り去られたと宣言しているのである。
これが「新天新地」「千年王国」でなくて何だろうか!?
これこそ、「正義の住む新しい天と新しい地」(2ペテロ3・13)でなくて何だろうか?
我々が住む世界とは、キリストが王となった世界であり、それゆえに「正義の住む新天新地」なのである。
偽造の構造計算書に基づいて安く作った物件を売って儲けようとした人間は愚かなのである。
不正は必ず暴かれるからである。「隠されているもので顕わにされないものはない」。
さて、読者の中には、「新天新地ならば、どうしてサタンが活動しているのか?黙示録21章の新天新地は、すでにサタンが火の池に投げ込まれた後に到来しているではないか?」と疑問に思う方がいるかもしれない。
聖書において、清めは2段階(三日目と七日目)で行われるのである(民数記19・11−12)。
http://www.path.ne.jp/~millnm/1stresu.html
イスラエルへの審判、天地の滅亡に続く、新天新地は、第1段階の新天新地である。
これは我々が生きている現在の世界である。これは、不完全な新天新地であり、死があり、サタンも神の許しのもとで限定的に活動している。
第2段階の新天新地は、キリストの再臨の後に来る。それは、完全な新天新地であり、死がなく、サタンは完全に火の池に投げ込まれてしまって出てくることができない。
2005年11月24日
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