ワンネス神学と正統的三位一体論の違い


<B様>
また、私たちがワンネス神学に知らずにおちいる危険性があると、思うのですが、具体的に教えていただけないでしょうか。頭では理解しているのですが、何となく不消化がおきています。

三位一体の神が私たちの内にいらっしゃるという理解をしていますが、祈る時にどう祈ればいいのでしょうか。今まで無意識に父よ。イエス様と祈っていました。

<tomi>
聖書が教えているのは、御霊が私たちのうちに住んでおられる、ということであって、三位一体の神が住んでいるとは記されていません。

父なる神は天におられ、キリストも天におられます。
私たちが祈るのは、父なる神に対して、キリストを通じて(御名によって)、聖霊の助けを借りて祈るということです。

三位一体の神は、父、子、聖霊の3者であり、この3者はすなわちキリストであると考えるのはワンネスです。

しかし、父、子、聖霊は、あくまでも3者であり、キリストひとりにまとまると考えることはできません。3者は永遠に3者なのです。

この3者は、互いに契約を結んで1体となっているというのが、聖書の教えです。これは、夫婦が2人でありつづけるのに、契約的(法的)には1体であるのと同じです。

父子聖霊が存在論的に1体となると考えるとワンネス(またはモダリズム)になります。

存在論的に一体になるのではなく、契約的に一体になるのです。

 

 

2006年4月3日

 

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