現代における出エジプト
聖書の中心的テーマは、独立である。
出エジプト記は、モーセに率いられたイスラエルの民が奴隷の状態から解放されて、独立する物語である。
この話は、イエスによってサタンの奴隷の国から解放されるクリスチャンを象徴している。
クリスチャンとは、サタンの奴隷支配から解放された人々である。
さて、近代の社会のシステムは、徐々にサタンの奴隷状態になってきた。
奴隷とは、自分が労苦して得た果実を自分で食べることができない状態を含む。
世界の諸国は、今奴隷状態にある。
日本人が稼いだお金は、米国の国債を買うために使われてきた。
米国は、日本人が国債を換金することを許さない。
となれば、それは、すでに譲与したのも同然である。
つまり、日本人は、奴隷なのである。600兆円ものお金があるというが、このお金は自分が使うことができない。(恐慌によってドルや米国債権の価値が暴落するならば、貸した金は消えてしまう。)
じゃあ、アメリカが主人なのか、というと、そうではない。なぜならば、アメリカは、FRBのシステムによって秘密裏に搾取されているからである。
だれが世界の主人なのかというと、FRBの株主たちである。彼らは、戦争と恐慌を起こして、徐々に世界を政治・経済的に奴隷化しようとしている。
今までは陰に隠れていた。しかし、徐々に姿を現しはじめた。
教育制度は、この彼らによる支配を正当化し、奴隷に自分が奴隷であることを気づかせないために構築された。
義務教育制度は、教育の機会均等は表向きの理由であり、実質は思想統制である。
我々クリスチャンは、イエス・キリストによって、サタンの支配から解放された。
だから、この奴隷のシステムから解放されるべきである。
不換紙幣は、奴隷のシステムの道具である。
これは、財産の秘密裏の搾取である。
聖書において、金(ゴールド)は、自由の象徴である。
不換紙幣は、国の中央金融組織によるコントロールを受ける。大量に印刷することによって紙幣の価値は下がるが、金の価値は逆に上がる。
クリスチャンがもし「私は救われた」と告白するならば、経済において奴隷状態にあるのはよくない。
経済的に奴隷であれば、実質的に奴隷である。
経済的な自立を勝ち取るためには、不換紙幣から解放されなければならない。
ホームスクーリング運動やクリスチャンスクール運動は、国家による奴隷化教育からの解放である。
聖書に基づいて独立的にものを考え、それを子供に教えることによって、我々は独立人を増やすことができる。
しかし、もしホームスクーリングやクリスチャンスクールが、聖書に基づかず、進化論やマルクス主義の政治や経済学を教えるならば、実質的に従来の奴隷化教育と変わりがない。
我々がもしクリスチャンになって救われたというなら、実質的に救われるべきである。
何から救われたのか?救いは、ただお題目なのか?
自分が働いたお金を高率の税金や不換紙幣によって搾取される状態が救われた状態なのか?
このような奴隷状態が普通の状態であると信じ込ませるための教育システムに支配されることが救われた状態なのか?
クリスチャンは、霊的な状態、すなわち、自分が神の御前にあって独立人であり、サタンの支配下にはないということを、実質的にも示し、実質的な自由人、独立人になるべきだ。
私は、様々な個別の分野に関しては素人だから、それぞれの分野の専門家が、聖書の原理を適用し、独立人のシステムを構築してほしい。
聖書的経済学、聖書的政治学、聖書的医学、聖書的芸術、聖書的環境学・・・
そういったものを開発してほしい。そうしない限り、我々は、実質的にサタンに搾取されたままである。
我々は、出エジプトをしなければならない。
2009年2月28日
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