ロスチャイルドのために祈ろう2
(1)
ポスト・ミレが、「サタンは底知れぬところに投げ込まれて閉じ込められている」と言うと、ディスペンセーショナリストは、「え〜っ、実際の世界を見てください。サタンは活躍しているではないですか。」と反論する。
もし彼らの意見に耳を傾けると、「サタンには勝てない。だから、破局は避けられない」ということになり、「ただイエス・キリストの再臨を待つ以外にはない」ということになる。
すると、キリスト教とは、「戦うクリスチャン」を期待するのではなく、「ご隠居のクリスチャン」を期待しているということになる。
しかし、エペソ6章では明確にクリスチャンに戦うことが命令されている。またマタイ28章ではすべての国民を弟子とせよと命令されている。
この矛盾をどう解決するか?
このHPで何度も述べているように、「法的」事実と「実際的」事実を区別することだ。
サタンは紀元70年にキリストが天における主権を取られてから、「法的に」深みに投げ入れられ、閉じ込められている。サタンは「法的に」滅んだ。
しかし、「実際的に」は滅んでいない。彼らは、敗戦国の中で絶望的な抵抗運動をやっているゲリラのようなものだ。
我々の使命は、キリストは「法的に」勝利され、「法的に」王となったということを認め、サタンの「実際的な」放逐と、滅亡のために働くことである。
サタンの活動を縮小し、それが完全になくなるまで祈り、戦わねばならない。
フルプレテリズムのように、サタンは紀元70年に「法的だけではなく実際的にも」完全に滅ぼされたと言ってしまうと、「では、それ以降のクリスチャンは戦う必要がないのか。」ということになり、エペソ6章の戦闘命令も、マタイ28章の大宣教命令も、我々にとって空しい言葉になってしまう。
ディスペンセーショナリストもフルプレテリストも、聖書の様々な箇所を調和できず、異端的な思想に陥る以外にはない。我々は、パーシャルプレテリズムに立たねば健全な考えをもつことができない。
(2)
近年、911事件をきっかけに、そして、インターネットというマスメディアを経由しないで入手できる情報により、世界の中枢においてコントロールしているサタン的組織の姿が浮き彫りになってきた。
これは、クリスチャンにとって、大きな攻撃のチャンスである。
霊的な戦いにおいて「名をつかむ」ということは重要である。
サタンは「名」が暴かれることを嫌う。
イエスは、悪霊を追い出すときに、名前を聞かれた。
悪霊に取り付かれた人に向かって「おまえの名前は何か?」と尋ねると、その人は「レギオン」です、と答えた。
そして、その名前をつかんで豚の中に入れと命令されると、大勢の豚がなだれをうって崖から飛び降りて溺死した。
名前をつかむということは、ピンポイントで攻撃できるということを意味する。
世界をコントロールし、世界を大虐殺とサタン的統一政府のもとにおける奴隷制を敷こうとしている勢力に対抗するために、神は、我々にその正体を明らかにしてくださった。
我々は、彼らの名前を挙げて、祈らねばならない。
彼らは、これから10年の以内に日本を中国との戦争に巻き込むことを画策しているという。
安倍が憲法を改悪しようとしているのは、この世界統一政府論者の意向の表れと考える。
ノンクリスチャンの陰謀論者は、陰謀を明らかにするが、対抗手段を持たない。しかし、我々は、天のところに座る「王なる祭司」であるから、日本のために、世界のために祈り、敵の滅亡を祈ることにより、対抗することができる。
人間が滅びることを祈るのではなく、その背後にいるサタンと悪霊どもの滅亡を祈ることだ。
ロスチャイルド家のために祈ろう。彼らが、アブラハム契約のゆえに持っている祝福の座に帰るように祈ろう。
サタンのためにではなく、神のために、その能力と財力を用いることができるように祈ろう。
2007年8月15日
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