<MF様>
富井さん　お早うございます　　毎朝貴方のレスを楽しみにしております。
今日はあなたのメールの最後のフレーズから話を始めたいと思います・・・
『私は、このような諸力を扱うことができなければ問題は解決しないと考えています。』
ご意見に全面的に賛成です…　　
仏法で説く「仏の軍勢と魔の軍勢の十軍の戦を起こし…」の部分です、キリスト教的な表現では
「神の部分とサタンの部分による心の中の葛藤」ではないでしょうか？？？
一人の人間の心の中で展開される、「善」と「悪」の激闘において、「悪」が勝利し「善」が
全面的に敗退した場合に「地上での報酬をもとめる」ことのみを目的とした“えたいの知れぬ階級”が
組織され、迷うことなく自己本位の衝動的で狡猾なパワーと悪知恵に長けた独裁者の指導の下に
善良な普通の市民達を支配し、従わないものを容赦なく弾圧し殺戮する歴史を人類は繰り返してきたのです。
それ故に、人間を幸せに導く真の宗教により、人間の心の中における戦いにおいて常に『善』が勝利する
訓練を「家庭・社会・学校が一体となった教育」において施す必要性があるのです。
宗教的な基盤の大切さが最重要課題であり、次に教育（各人の特性を引き出して気づかせる行為）によって
知識を学びスキルを磨くことにより仕事（社会に対する価値の創造と提供）を見出す…
現在、３万人以上の人が日本においては自殺していると報じられていますが、この様な生命軽視の現象が
続く限り、若者達に人生における夢と希望を与えることはできません。
政治や経済などへの偏った期待と自己責任と主体性を欠落した他力本願的な生き方が、戦争や貧困や差別などの
不幸の根元となっていることに人間は、特に前途ある青年達が早く気づくべきなのです。
そのためには今二人が行っているような対話を拡げ、生きている人間のための宗教の大切さを葬式のための
宗教しか知らない人々に教えていく活動が不可欠です。今後とも宜しくお願いします。

<tomi>
メールありがとうございました。
マルクス主義によって、「 政治や経済などへの偏った期待と自己責任と主体性を欠落した他力本願的な生き方」が正当化されてきました。

国は、国民を自分に依存させ、様々な面倒を見て、それまで社会が築いてきた自立的・地方共同体的な絆を破壊してきました。

中央の政府がすべての税金を吸い上げて、それを地方に分配するという制度によって、地方文化は衰退し、どの町にいっても特徴のない画一的な性格・外観になり、大阪などかつては東京と対抗する個性溢れる町だったのに、単なるミニ東京のようなものになってしまいました。この状況は、教育においても事実であり、全国同一の教育内容、制服や髪型の規制などを通じての没個性化、思考の画一化により、バイタリティの喪失、オリジナリティ溢れる人間の減少が続いてきました。

このような中央集権的な体制ももはや限界に達しており、地方分権の流れが生まれていますが、知識人、役人、政治家などの思考パターンを見ますと、日本人はまだまだマルクスの呪縛から解放されていません。

このまま政治家や役人が既得権益を守り、特殊法人を温存し、公共事業、年金、福祉など大きな政府を維持しつづけようとするならば、日本は第2のアルゼンチンになり、経済は完全に破綻し、世界を恐慌に巻き込む恐れが十分にあります。

政治家や役人の方々に申し上げたいのは、「あなたがたは、あなたがたの子孫から、『あの時代の政治家や役人はバカだった』と言われたくなければ、今周囲の反対を押し切ってでも、国を救うために、自分の利権を放棄して、一から出直すことを考えて欲しい」ということです。

今の政府は、ダイエットを嫌がっている肥満児と同じ。大きな体を維持するために、どんどん食べる。食べれば食べるほどますます大きなエネルギーが必要なので、ますます太る。食費がかさんで、もう家計が成り立たない。

この悪循環を断つには、やせること。やせれば少ないエネルギーでやっていけるから、食費も少なくて済む。

このままいけば、将来消費税は20%になるという。今の家計で消費税20%なんてありえない。政府は金の卵を産む鶏の首を締めようとしている。もはや我々は、この無能な政府に任せておけない。

福祉国家の幻想を捨てさせ、大胆な歳出カットをさせる。議員の数を減らし、公務員の数も減らす。教育は民間で出来るから、すべての国立、公立の学校を民営化する。

公務員に競争原理を持ち込み、能力に応じた大胆なリストラを行い、公務員の数を劇的に減らす。

道路や図書館、スポーツ施設、公園、ゴミ処理場など、様々な公共サービスを民間に請け負わせて経費を大幅に削減する。

こういった大胆な施策を行って今の財政を3分の2に抑えれば消費税を上げる必要などない。

昔は、税金を取らなくてもやっていけたのだから、今でもそれはできるはず。とにかく、いっぱい回りにへばりついているフジツボを落とす以外にない。

日本丸が難船しないためには。

2004年11月30日