新しいエデンの園であるクリスチャン
グッドウィルが倒産した。
派遣労働者からピンはねし、労賃を十分に支払わず、社員をこきつかい、多くの人を不幸にした会社である。
人を不幸にする会社の寿命は短い。
なぜだろうか。
神はこの世界を「他者を祝福する者」のために創造されたからである。
神は、エデンの園を潤すために川を流し、そこから4つの川を出された。
これは、エデンの園の住民として置かれた人間に、周囲の世界を祝福させるためである。
エデンの園から毒が流れるならば、そこに人を置いた理由がなくなる。
人間は、他者を幸せにするために創造されたのである。
しかし、人間がサタンと契約を結んでから、人間はサタンの毒を流す存在になった。
人間は他者を不幸にしはじめた。
サタン契約に属する人間が権力を得ると、周りの人間が不幸になる。
彼は、他者を搾取し、利用し、自分の幸せのための踏み台とする。
奴隷制度や植民地政策は、サタン契約に属する堕落した人間の本性から出ている。
エデンの園において堕落したアダムの子孫は生まれながらにエゴイストであり、他者を利用し、奴隷にし、搾取することに喜びを覚える。
イスラエルはもともと、エデンの園として作られた。
彼らは、モーセとヨシュアをリーダーとして、乳と密の流れる地カナンに入った。
神は、彼らを通じて、世界を祝福しようとされた。
しかし、彼らは契約主を変え、偶像礼拝をしはじめた。
エデンの園であるカナンから毒が流れ始めた。
そこで、神は何度も預言者を送り、悔い改めを迫ったが、聞き入れなかった。
最後に御子を送られたが、十字架につけて殺した。
イスラエルはエデンの園にいる権利を失い、そこから追い出された。
第2のエデンの園追放である。
神は、代わりにエデンの園の住民としてクリスチャンを選ばれた。
クリスチャンは、キリストにつながっている。キリストは真のエデンの園の住民である。
だから、クリスチャンも真のエデンの園の住民である。
クリスチャンの体は「聖霊の宮」であり、そこから活ける水の川が流れる。
クリスチャン自身がエデンの園である。
クリスチャンが契約主であるキリストに結び付けばつくほど、神の祝福は周囲の人々に流れる。
クリスチャンは、エデンの園として、他者を祝福しなければならない。
クリスチャンは、企業を起こし、従業員に豊かに報い、良品を製造し、良いサービスによって顧客を祝福しなければならない。
クリスチャンは、政治家になり、国民や世界の住民を祝福する政策を実行しなければならない。
クリスチャンは、技術者になり、他者を幸せにする技術を開発しなければならない。
クリスチャンは、商人となり、他者を幸せにする商品を送り届けなければならない。
クリスチャンは、医者となり、他者を健康にし、長寿を与えなければならない。
クリスチャンの職業的使命は、エデンの園の祝福と不可分に関係している。
クリスチャンが自己の利益だけを求め、他者を利用し、他者を不幸にするならば、アダムやイスラエルと同じように、園から追い出される。
園にいる意味がないからである。
クリスチャンが新しいエデンの園として、正しく機能するときに、彼はさらに多くの祝福を与えられる。
多くの水を出す水源には多くの雨が降る。
与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。(ルカ6・38)
2008年8月1日
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