人は種をまけば、必ず刈り取りもするようになる


昨日、TVで、腕の刺青を消したけど、ケロイドになった女性が出ていた。

悪徳医師の犠牲になったのだ。

彼は、レーザーの強さを、ある時、皮膚に影響のない強さから、ケロイドになる強さに変えた。

「今のはあなたに合わないみたいだから、違うレーザーに切り替えますね」と言いながら。

なぜならば、傷を悪化させることによって、治療を長引かせることができ、お金をさらに取れるから。

そのやりとりが録音テープに収められていた。
明らかに治療の引き伸ばしを画策したとしか思えない言葉が次々と出てきた。

自分の金儲けのために、人の体にケロイドを残すようなことをする人間がこの世の中にいる。

ちょっと考えれば、そのような画策が裏目に出て、医師としてひどい評判が立つようになることくらい分かりそうなものだが、騙されているから、異常なことを平気でする。

この医師の問題が国会で取り上げられた。

TV番組がこの件について厚生労働省に何度も取材を申し込んだが、応じなかった。

その他にもこの医師が処罰されないような措置を講じていると報道されていた。

この医師と厚労省がグルになっていると疑われても仕方がないだろう。

自分の利益のために、悪を許容する。

なんと近視眼なのだろうか!

人間は、人生でやったすべてのことについて最後の日に報告書を書かねばならない。

このことを忘れる人間は恐ろしいことをやる。

神を恐れなければならない。神はあなどられるようなお方ではない。人は種をまけば、必ず刈り取りもするようになる。

 

 

2007年5月20日

 

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