空気の読めない安倍さんは終わり次は・・・?


若い世代に安倍首相は人気がないという。

当然だろう。小泉さんは自分がやっていることをパフォーマンスで隠す才能があったが、安倍さんにはそれがない。

今回、これだけの敗北を喫したにもかかわらず続投宣言を早々と出したので、「空気が読めない奴」という評価から「とことん空気が読めない奴」という評価に変わった。これは、安倍さんの続投宣言を後押しした自民党にも下された評価でもある。

こういった妙な頑固さ、意固地というものは、政治家として、また指導者として決定的な欠点である。

まさに「向いていないことをやっている」としか言えない。

自民党には次の人物がいない。小泉さんしかいないが、出る気はないだろうから、自民党は政権担当政党として終わったということなのか。

しかし、民主党が政権を担当しても、大きな政府論者だから、自民党よりも早く破局するだろう。

問題は、このHPにおいて述べているように、

「大きな政府の時代は終わった」

ということだ。

若者はもう次の空気を読んでいる。

彼らの感性は、古い世代と違う。

彼らに似合っているのは、「自分の生活は自分で作り、自分のやりたいことを自分で選択する」という考えである。

そのために必要なのは、公共の幻想の破壊である。

NHKのような見てもいないものに金を払う体制を破壊することだ。

安倍さんは、この点を見誤った、というか、最初から見えていない。

自己責任を唱え、生活の安全保障を取り去ったにもかかわらず、増税をやった。

これは、当然国民に一方的な負担を強いることになる。

「ふざけんな!」という声が今回の選挙である。

日本の進むべき唯一の道は、「自己責任を唱え、その代わり税金を劇的に減らして可処分所得を増やすこと」だ。

これは、当然格差を生み出す。

しかし、格差は自由の不可避的な代償である。

自由は欲しい、しかし、格差は嫌だ、というのは通らない。

我々が今見ているのは、戦後作り上げられた共産主義社会の崩壊である。

一刻も早くそれを自覚し、本当の対策を立て、まともな政治家を選ばなければならない。ただし、今この点を本当に理解している政治家など一人もいないと思うが。

 

 

2007年7月30日

 

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