人の道を捨てて利に走った人間の末路


最近亡くなったタレント。

金銭を得るために人の道を踏み外すと最期にこうなる好例に思えた。

ポルノ女優が普通のタレントになったことによって、ポルノ業界と普通の業界の垣根が取り去られた。

イルミナティの目的の一つは、ポルノのユビキティ(普遍化)である。

生活のあらゆる場にポルノを浸透させること。

昔マニアしか知らない専門店に行かなければ見れなかったものが簡単に見れる。

国全体が汚染された。

この風潮を作る上で、彼女は大きな役割を果たした。

宮沢りえの写真集が発売され、新聞の広告に裸体が出たときに、「金儲けのためならこの親子何でもやるのか」と思った。道徳を捨てて、利益を選択したつけはめぐってきた。あの後精神を病んだのは周知の事実だ。

60年代の造反時代に、ローリングストーンズのミック・ジャガーは、Let's spend the night togetherという歌をTVで歌って大きな問題となった。今ならさして問題にもならない歌詞だが、当時は不道徳とののしられた。

サタンとの取引により、巨万の富を得たが、一人変死者を出した。

このローリングストーンズの世代、日本で言えば団塊の世代は、旧い道徳を破壊する先陣を切った開拓者だった。

みなさん体験でお分かりのとおり、この世代の人間、進化論と無神論を信じて疑わない。日本の高度成長期に青春時代を送ったため、自分の信じきたことを反省するチャンスに恵まれなかった。

ベビーブームで、同世代の人間が多かったせいで、人を押しのけて自分を主張することに長けている。ある経済学者がTVで「あなたがたの世代は、後継者を育てることをしなかった唯一の世代だ。」と批判した。

個性が強く、人柄も魅力的で、話も面白い。仲間とわいわいやるのが好きで、友達を大切にするのだが、子供を含め自分の家族に対する細やかな配慮に欠ける。自分のミスを謝罪することもしないから、成人して家を出て行った子供が寄り付かない。

彼らは戦後の無神論共産主義教育の犠牲者である。全共闘で凄惨な事件を起こした過激派だけではなく、一般の人間も、時代の風潮に流されて無謀な行動に出たが、社会に出てから自分が無知な青二才の馬鹿であったことに気づいたという意味で大きなトラウマをかかえている。

破壊すれば何か生まれると信じて、社会的な絆や信頼をずたずたに引き裂いて、われに返った時に残っていたのは廃墟だけだった。

戦後、無神論と進化論の純粋教育をほどこされた彼らは、自律的に行動しているように見えたが、巨大な心理操作にもっとも利用された世代である。ビートたけしを見れば分かるだろう。

この無律法な世代がどのような最期を迎えるか。我々は目撃者になろうとしている。

 

 

2008年12月26日

 

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