今の世界では、個人が中心であり、個人の人生は自分のためにある。
自己実現なる言葉がはやっている。
「自分の人生の中でどれだけ自分らしい生き方ができるか。」が目標になっている。
そして、そのように自分中心に生きないと失敗したかのように考えている。
「私らしく生きたい!」とか「ナンバーワンでなくてもオンリーワンでありたい!」とか。
これ自体に問題はない。
ただし、自分らしく生きて、自分を実現する生涯を送っても、地獄に行ったらおしまいである。
人生を、どんなに幸せに生きても、「まことの命を失ったら何になるのか」。
人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。(マタイ16・26)
80年幸せで裕福な人生を送ることができても、あと80兆年を地獄の炎の中でもだえ苦しむなら、大失敗である。
人生を最高に生きるにはどうしたらよいだろうか。
ゆだねることである。
自分をささげて神にゆだねることだ。
自分の判断で生きると無駄が多いが、神にゆだねていれば、最短コースで最高の人生を送ることができる。
ゆだねることによって、神がガイド役になってくださり、必要なものや人と必要なときに出会わせていただける。
そして、必要なことをさせられる。
全部、神が日程を管理してくださる。
だから、自分の知恵で馬鹿な失敗を繰り返さなくてすむ。
一本の小さな川が流れている。
そこに大きなお椀がある。
あなたは、そこに乗ればいいのだ。
あとは、その中でゆらゆらゆれていけばいい。
そうすれば、最短コースで目的に達成し、最高の人生を送ることができる。
後悔はない。
「主よ、私の人生をあなたの御目的のために、御国の建設のために用いてください。」と祈れ。
神とサタン、2つの世界の主は、どちらも自分に人生をささげた人を求めている。
一方に任せるか、他方に任せるか。
神の御心に人生をゆだねない人は、サタンにだまされて無駄なことをやって時間を浪費し、最後には地獄に落とされる人生になる。
究極の選択である。
あなたは人生を誰にゆだねるのか。