僕は自民党を叩くつもりはまったくない


今は、自民党を叩くときではない、という意見をもらったので、ひとこと。

僕は自民党を叩くつもりはまったくない。

僕が問題にしているのは、自民党そのものではなく、自民党を支配してきた社会主義思想だ。

これが解決しないと、国民は真の意味において自民党を支援しようという気にはならない。

「自民党になったあとに、また増税?うんざり。」と考えている人が多い。

自民党議員さんはそのことがわかっていないと思う。

TVの討論会を見ていても、旧態依然と「社会福祉の充実のためには消費税を上げなければならない」という。

こんなことを言って、われわれが自民党に票を入れたいと本当に思っているのか。

民主党の仕分けがなぜ最初に歓迎されたかというと、国民が「税金を上げる前にやることがあるだろう」と思っているからだ。

無駄に使われている。自民党は無駄遣いをしてきた。

そういう風にみんな考えて、だから民主党に一回任せてみるか、という気持ちだった。

だから、この点について反省がない限りは、自民党には票は戻らないということだ。

僕はこういった機運というか世論の喚起がどうしても必要だと思う。

なぜならば、自民党が改善されない限り、本当の保守への回帰は生まれないからだ。

それとも、第三の道として、真の愛国政党を作るか?

これは大変難しい。なぜならば、今の議員で本当に愛国者は何パーセントいるか心もとないから。

解決はとりあえず自民に政権を戻して、それからという話だが、しかし、今の状況では、戻った後でも非常に不安定だろう。

外国からツケ入れられる恐れが十分にある。

一番期待するのは、国民が「社会主義を捨てろ」という声を高め、それに対して議員が真摯に努力する姿勢を示すことだ。

大きなパラダイム転換が求められている。

100年続いたパラダイムの崩壊と、新しいそれの到来。

そして、これをスムーズに実行できなければ、戦争と破滅、混乱、侵略、そういったことになるだろう。

(2)
自民党は短期的な票とりを目指すのではなく、長期的にビジョンを示すことができなければ有権者は見限るでしょう。

今必要なのは、しっかりとした意見を持って国を導く人であって、ポピュリストではない。

今の政治家は、この見極めができないのではないかと思います。

真の解決が得られるならば、国民は我慢します。小泉のときには、そうだった。

ただ、小泉は詐欺師で、一見すると小さな政府を目指した。社会福祉を減らした。そして「我慢しろ」といった。

しかし、税金を下げなかった。既得権益を温存した。

だから、国民だけがやせ細った。

こういうごまかしの結果が、自民に対する不信感になった。

自民がまたぞろ社会福祉を唱えて、消費税増税しても、実際のところは、社会主義によって経済は冷えるので、結局は同じ迷路にはまる。

ここは、一気に行くべきときです。

いつまでも手術を先延ばしにしても意味がない。



>自民党は、もともと社会主義ではなかったでしたっけ。

そのとおりです。

なにせ、児玉の金を使って、フリーメイソン鳩山が作った政党ですから。

だから、戦後からずっと日本の政治は社会主義だった。

マッカーサーがつれてきた連中は、ニューディーラーだった。

日本において社会主義革命の任務を帯びていた。

日本はグローバリストによって、「世界連邦加盟国」の雛形として、マルクスの共産党宣言を実践させられた。

ただし米国には保守層も残っており、マッカーシーのときに、脱共産主義がかすかに進んだから、基本、資本主義の形態を取っていました。

それが救いだった。

日本は中国のようにはならなかった。

しかし、ソ連崩壊から、資本主義国と社会主義国はどちらも乖離縮小化に向かい、社会民主主義になった。

世界連邦はこのような弁証法的発展によって徐々に成立していく。

 

 

2010年12月22日

 

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