国のあり方について考え直そう


進駐軍によって皇族や貴族の制度が解体した。

これは非常に日本をだめにした。

なぜか?

人間の世界に高貴な人と普通の人との厳然たる違いがあるという自然の感覚が失われたからだ。

「華族も伯爵も男爵もない。みんな同じだ。平等だ。すばらしいじゃないか!」

この共産主義の下劣な、味噌も糞も一緒にするような考え方が日本人に浸透した。

政治の担い手が、貴族階級から平民に移るにつれて、統治者としての訓練を受けていない人間が政治を私物化するようになった。

今の政治家を見たまえ。

育ちが悪いから「公務を利得の手段としてはならない」という統治者としての最低の倫理観もない。

もう一つ進駐軍がやった悪事は、教育勅語の廃止だ。

これについてはかなり執拗だった。

どうしてこれだけ日本人から教育勅語を追い出そうとしたのか。

倫理的に堕落させて、強国として再建できないにようにしたということだろう。

基本的な道徳を教わっていない世代が次々と生まれてきて、もはや戦前の高貴な日本人はどこにもいなくなってしまった。

われわれはもう一度、国のあり方について考え直そう。国防だけではなく、教育も、道徳も、経済も。

制度疲労は頂点に達しているのだから。

 

 

2010年11月20日

 

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