絶対に振り向いてはならない3
(1)
ビートルズの2人が最後に「騙されてきた」と告白したのは重要である。
ヘンリー・メイコウ博士によると、ジョン・レノンは、死ぬ前に「ビートルズはタヴィストック研究所に利用された」とラジオ番組で告白した。
ジョージ・ハリソンの最後のアルバムのタイトルは『ブレインウォッシュト(洗脳)』である。
彼は晩年にみな騙されているんだと語ったという。
悪魔は最晩年に自分の姿を見せる。
それまでずっと利用してきて、最後に「今までよく騙されてきたね。ははは。」とあざける。
ある記事によると、オウム真理教では金持ちを騙してイニシエーションを繰り返し金を巻き上げたという。
最初はうまいことを言って「あなたは修行に向いている」とかおだてながら、どんどんイニシエーションを積み上げ、そのたびに金を取り、最後に洗面器一個残ったときに女信者が「あなたよくここまで騙されてきたわね」と言ったという。
あらゆる新興宗教は、騙しである。
今はあなたのことをおだてて気持ちよくさせても、最後にあなたを捨てる。
最晩年にどうしようもなくなってから、正体を現す。徹底的に利用して、すべてをしゃぶりつくしてから用なしとしてポイ捨てする。
悪魔は、我々の全人生を自分の王国の拡大のために利用しようとしている。そして、騙された我々が犯した罪の責任を絶対に取らない。
私の父方の祖母とその妹がどちらもそれぞれ別の新興宗教の信者だったが、あれだけ熱心にやっていたのに、最後は捨てた。
正気に戻った。しかし、最晩年にである。これがサタンの常套手段だ。
(2)
我々は、悪魔の王国の拡大の時代に生まれ、育っているから、みな洗脳の中にいる。
その証拠に、進化論を疑う者はほとんどいない。
我々の弱いところは、権威である。
権威のある大学の教授が進化論を信じていると、それが当然であると考えてしまう。
しかし、その教授も、同じように洗脳されていたらどうだろうか。
既存の教育機関において出世するには、洗脳されなければならないのだ。
だから、このいわゆる権威は本当は権威ではない。
もちろん、彼らが言っているすべてが間違っていると言っているのではない。
もしすべておかしなことを言っているなら、権威になれるはずがない。
サタンは巧妙であり、圧倒的な真理を我々に提供するのだ。
しかし、その中にわずかな嘘を混ぜる。
しかし、致命的な嘘である。
新興宗教で、「強盗しなさい」とか「殺人しなさい」と教えるものはない。
みな「家族や先祖を大切に」「人のために働きなさい」などと教える。
これは作戦なのだ。詐欺師ほど身なりや外見に気を遣うものだ。
信用させて奥の部屋に連れていってはじめて正体を現す。
洗脳がすっかり利いて、身動きが取れなくなったのを見計らって自分の目的達成のために利用し始める。
サタンは、俗に言うビギナーズラックを与える。ギャンブルにのめり込ませるために、最初に当てさせるのだ。
TVでホストの手口が紹介されていた。
客をのめり込ませるには、最初が肝心なのだそうだ。
はじめに天国を体験させる。こまめな配慮をし、客をいい気分にさせる。そして、はまったのを確認したら、徐々に金をむしり取っていくそうだ。
今自分を指導している先生が本当に「先生」であるかどうか疑ったほうがよい。
人を利用するような部分が見えたら、要注意だ。
真理に従ってものを言う野心のない素直な人間を毛嫌いするなら、自分の王国を作ろうとする似非教師だから別れたほうがよい。
2008年10月30日
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