日本の戦争犯罪と19世紀ロシアによるユダヤ人ポグロム
19世紀のロシアにおけるユダヤ人迫害(ポグロム)に関するロシア語資料集を読むと、ユダヤ人虐殺を見ることはできない。
数人の殺害はあったが、何万人もの大量虐殺はなかった。
しかし、歴史書では、そのように記されている。
昔大学の授業で、この頃の迫害においてコサックによる大虐殺があったと記す教科書を読んだことがあるが、私が知る限り、そのような事件はなく、むしろコサックはユダヤ人を守るために勇敢に民衆と戦った。
資料集に記されているのは、人々の命には手をつけず、もっぱら家の中に入って家具や布団などを外に放り出して、ある者はそれを略取するという事件の羅列だ。
そして、金持ちはうまく財産を隠し、逃げ、被害を被ったのはもっぱら貧しい人々だけだったとも。
「ユダヤ人大虐殺」の幻は、ロシアにおけるポグロムにおいても事実だった。
つまり、ロシアにおいて虐殺はなかったが、誰かがそれを大虐殺として世界に報道した。
資料集には、数多くの煽動家の活動が記されている。報告者によって意見は異なる。共産主義の煽動があったのか、それともなかったのか、と。
しかし、唯一言えることは、皇帝暗殺の責任をユダヤ人に着せようとした人々がいて、彼らが農民に対して嘘を触れ回ったということだ。
愚かな農民たちは、「ユダヤ人は皇帝を殺害した。だから、皇帝は我々に暴動を起こすように命令された」と信じていた。
この暴動の奇妙な性格は、彼らは略取が目的ではなかったということだ。彼らは通常、ユダヤ人の家に押し入って中のものを外にばらまくだけでそれを盗むということがなかった。だから、この目的が通常の略取や虐殺目的ではなく、単純なロシア人農民の皇帝への忠誠心から起こったということなのだ。
ここに、我々は、民族対立を起こす陰謀があったと見るべきだ。
「イルミナティと外交問題評議会」を読むと、一連の流れがイルミナティの犯行であると確信できる。
つまり、イルミナティは、ロシア人やウクライナ人をたきつけて、ユダヤ人を迫害させ、その被害を拡大して報道する。ロシア人を悪者に仕立てあげて、共産革命に導く。
まさに、日本を悪者にし、共産革命に導こうとした戦前戦中の陰謀と類似している。
だから、私は、南京大虐殺などというものは、イルミナティによる「日本人悪玉論」の宣伝であったと考える。
日本の戦争犯罪について考察する鍵は、ロシア人によるユダヤ人ポグロムにある。
2007年9月10日
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