パラダイムシフト
今のクリスチャンは、大なり小なりプレ・ミレの影響を受けている。プレ・ミレの最悪の害毒は、「キリストの王権否定」である。
プレ・ミレを学ぶと、今の世界がサタンの世界であり、サタンによってコントロールされているように錯覚するようになる。
現実の戦争やテロなどを見せられ、プレ・ミレのストーリーを聞かされると「あれ、やっぱりサタンがこの世を支配しているのかなあ」と思ってしまう。
違う。
聖書のストーリーを見てみよう。
単純に説明するならば、それは、いったん奪われた自分の王国を奪回するヒーロー物語なのである。
エデンにおいてサタンに乗っ取られた地球を奪回するためにキリストが生誕され、汚された王国(宇宙)全体を十字架で清め、神と和解させ、サタンから奪い取り、王国を奪回し、昇天後王座に座られた。
世界は、キリストの王国となり、今キリストが世界を支配しておられる。
どこにも「サタンは支配者だ」などという教理はない。
もちろん、ノンクリスチャンはサタンの奴隷である。
サタンは、残党を使ってノンクリスチャンを自分の支配下に縛り付けようとしている。
これは、風呂場に出来たカビのコロニーのようなものである。
カビ取り剤を掛ければ消えてしまう。
サタンの支配は、キリストの王国全体に出来た異物であり、我々はそれを消し去るための洗剤を所有している。
つまり、御言葉である。
御言葉というカビ取り剤を噴霧することによってカビのコロニーは消えていく。
1830年以降、ディスペンセーショナリズムのプレ・ミレに毒された教会人たちが心に描いている図式は、これとま逆である。
クリスチャンこそがカビのコロニーである、と考えている。
サタンはいずれ洗剤を使ってこれらのコロニーを消し去ると信じている。
全世界のクリスチャンはサタンに騙された!!!
十字架と復活と昇天において、キリストは全世界を自分の所有として奪回したのである。
つまり、風呂場全体はサタンからキリストのものに変わった。
そして、風呂場の中のカビのコロニーは「サタンの王国」だ。
常識を覆せ!今がその時だ!
サタンはクリスチャンのこのようなパラダイムシフトを恐れている。
しかし、勝利はすでに予定されている。我々が必ず勝つ。
2007年1月18日
ツイート
ホーム