内部の問題こそ本当の問題
今の日本の姿は、イスラエルに似ている。
イスラエルは、エジプトとアッシリアという2つの列強に挟まれていた。
さらに周辺には、敵対的な小国があった。
神はまだ反逆が小さいうちは、ペリシテなどの小国による侵略で、チクチクとイスラエルを責めた。
しかし、そういった懲らしめを無視するようになって本格的に反逆を始めると、神は、アッシリアという強国を起こして、イスラエルに攻め込ませた。
ついに滅亡し、国土を失った。
イスラエルは、古代における2つの列強に挟まれて常に侵略の危険の中にいた。
日本は、米中露という3つの列強に挟まれている。
いつ侵略されてもおかしくない。
日本の本当の危機とは、内部崩壊である。
イスラエルは、外敵にやられたのではなく、内部の敵にやられた。
それは、契約違反という敵だ。
神はたとえ小国であっても、イスラエルが契約を守り、神に忠実であるならば、外敵を駆逐することができると約束された。
あなたがたは自分のために偶像を造ってはならない。また自分のために刻んだ像や石の柱を立ててはならない。あなたがたの地に石像を立てて、それを拝んではならない。わたしがあなたがたの神、主だからである。
もし、あなたがたがわたしのおきてに従って歩み、わたしの命令を守り、それらを行なうなら、
わたしはその季節にしたがってあなたがたに雨を与え、地は産物を出し、畑の木々はその実を結び、
あなたがたの麦打ちは、ぶどうの取り入れ時まで続き、ぶどうの取り入れ時は、種蒔きの時まで続く。あなたがたは満ち足りるまでパンを食べ、安らかにあなたがたの地に住む。
わたしはまたその地に平和を与える。あなたがたはだれにも悩まされずに寝る。わたしはまた悪い獣をその国から除く。剣があなたがたの国を通り過ぎることはない。
あなたがたは敵を追いかけ、彼らはあなたがたの前に剣によって倒れる。
あなたがたの五人は百人を追いかけ、あなたがたの百人は万人を追いかけ、あなたがたの敵はあなたがたの前に剣によって倒れる。
(レビ26・1-8)
2010年11月6日
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