地上に天国はできないが…
<774>
・・・ですよね、ありがとうございます
>774キリスト者様
>かなり誤解してますね。
>私はどこにおいても、今のアメリカが正しいことをやっていて、
>日本が一方的に間違っているなんて言っていません。
すいません、世の中競争だから強者がエグイやり方をして
格差がでてもやむなし みたいなことをおっしゃってるような印象を
少々受けたので。失礼しました。
富井先生のお答えにはまったく賛成です。
ちょっとスッキリ。
<tomi>
誤解が晴れて感謝します。
アメリカは「自由主義の国」という仮面をつけた膨張主義者、国家主義者です。
もともとそうじゃなかった。ピューリタンは、中央集権的国家をアメリカに作ろうとしたのではなかった。だから、州のゆるやかな連合でよいと考えていた。
しかし、憲法を制定した人々の中に中央集権的国家を望んでいた人々がいて植民地の人々が望んでいなかったような強い連合が生まれた。
しかも、19世紀末からスパルタやペルシャ帝国を模範とするような露骨な帝国主義者たちが政権に加わるようになり、米西戦争を起こした。
これまでアメリカは最も成熟した政治理念を持つ国であったことは事実ですが、しかし、同時にものすごい帝国主義の要素も持っている。そして、イラク戦争を契機にその部分が自分の姿を露わにした。
この地上に天国はありえません。どこまで行ってもサタンとの確執は続きます。しかし、クリスチャンはただそれを指をくわえてみていてよいわけではなく、この地上において「最も小さいもの」を任されている(ルカ16章)。
この「最も小さいもの」について忠実でない者は、永遠の住まいにおいて与えられる「大きなもの」にも不忠実と判断されるので、この世はどうでもよい、ノンクリスチャンに任せてもいい、ということにはならない。
この地上をできるだけ天国に近づけるために働くクリスチャンが増えれば、今台頭しつつある帝国主義者の野望を砕くことも無理ではないと考えます。
2004年5月16日
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