預言書の読み方2
聖書において、太陽や月は神の僕である。
太陽や月は、「委任された人々」として描かれている。
だから天体が天から落ちたという表現がある場合に、我々は、「委任された人々が、更迭された」と読み取るべきだ。
つまり、こういうことだ。
神は契約的世界を作るために、それぞれの時代、領域、地域において代理人を任命される。
古代ローマなら、皇帝が、アメリカにはアメリカ大統領が、日本には首相が、○○ビール株式会社には、社長が、△△家には家長が、□□中学校には校長が・・・。
どのような権威であっても、神によらないものはなく、すべての権威は神の権力代行者である。
だから、神の御心にあまりにも外れることをやると、罷免される。
それが「天から落ちる」という意味だ。
天とは、契約の場所。契約のもとで神と人間がともに暮らす場所。
だから、この地上においても、契約遵守のあるところどこにおいても、天はある。
天とは、神の国であり、それは、神が臨在される場所。
だから、クリスチャンが集まるならば、そこは天だ。
神様は、この「天」=御国を運営するために、権力代行者として人々を任命される。
彼らは神の御心のままに行動しなければならない。
あまりにも外れたことをやりすぎると、罷免され、放逐される。
たとえば、教頭が大麻を吸っていたとか。首相や知事が賄賂を受け取ったとか。民衆のことを何も考えず、自分のためだけに動いていると、いずれ神が「おまえは駄目だ。別の人間に換える」と言われる。
それを宣言されたのがイスラエルだ。
ユダヤ人たちは、何度も悔い改めのメッセージを受け取りながら悔い改めなかった。そのため、民族滅亡の憂き目にあった。
天から落ちるとは、契約の秩序において責任者として活動していたが、神からの信任を失って、解職されたということを意味する。
我々は神が悪い権威者を落とされるまでまとう。
自分でやるとクーデターになってしまう。
これは神の裁きを招く。
2010年4月1日
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