ファンを信じるな
私はファンを信じない。
アイドルの世界においてファンは絶対であるが、思想の世界においてファンはいかなる意味もない。
なぜならば、思想とは、好き嫌いで持つべきものではないから。
思想とは、その人間の行動や生き方そのものの土台である。人間は自分が持つ思想によって全生活を支配される。
教祖なり、指導者なり、教師なりに対する好悪の感情でコロコロ変わるような思想は、そもそも思想ではなかったのである。
それは単なる飾りである。
牧師に対する好き嫌いで教会を変わるような人間の思想とは、「自己愛」である。自分にとって心地よいかどうかが基準であるから、彼の宗教は「自分教」である。
ちょっとした牧師の態度の変化にプーっとむくれて離れていくような奴は、クリスチャンとしてだけではなく、人間としても失格である。
人生を舐めているこのような奴らにつける薬はないのである。
牧師よ。ファンを信じるな。彼らに期待するな。
2006年9月17日
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