市場に余計な干渉をするな
ライブドアに対する昨年の地検の捜査ほど、「国が余計なことをやるとろくなことにならない」ということを証明したものはないと思う。
私は、ライブドアの不正を黙認せよ、と言っているのではない。
やり方に注意せよ、と言っているのだ。
あの事件によって、株式市場は現在にいたるまで混乱している。
地検は「株式市場の健全化のためにやった」と言っているが、実際は人々を株から遠ざけるようなことをしたのである。
もっと被害の少ない方法が取れなかったのか。
バブルの時も同じである。
役人の無用な経済操作が巨大な損失を生み出した。
ライブドアもバブルも、背後で操作する奴の仕業ではないかと思わせるのに十分な手口である。
あおりたて、ガンガン燃やして、水をぶっかける、という。
土地や会社や株の値段が下がりきった時にごっそり持って行く、という。
役人が道徳を振りかざして市場に余計な干渉をしないように、法律を作るべきである。
2007年1月13日
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