クリスチャン・シオニストの影響はこれからも続く・・・
福音派の大量票のおかげで、ブッシュ大統領になった。
クリスチャンが政治に大きく力を持つようになった。
明らかにゲイリー・ノースの影響だ。
パット・ロバートソンは、政治についてはゲイリー・ノースから影響を受けてる。
しかし、困ったことに、パット・ロバートソンは、プレ・ミレなのだ。
ここだけは、ゲイリー・ノースの影響を受けなかった。
だから、彼は、クリスチャン・シオニストである。
文字通り、イスラエルが聖書の預言の土地を回復し、そこに神殿を立てなければならないと考えている。
困ったものだ。
現実に神殿を建てることは、キリストの復活への冒涜である。
なぜならば、キリストご自身が「私はこれを壊して三日で建てる」といわれ、聖書記者は「これはご自身の復活を意味していたのだ」と証言しているからだ。
聖書のどこに「石の神殿を建てる」と書いてあるのだろうか?
もし神殿を建て、そこで犠牲を捧げれば、キリストの十字架の贖いはどうなるのだろう?
本質が現われたので、もはや動物犠牲は無意味だ、と述べるパウロの言葉はどうなるのだろう。
新しい神殿と呼ばれたキリストの御体とクリスチャンの体はどうなるのだろう?
そして、もっと困ったことは、結局、イスラエルの領土を聖書預言(これはキリストによって成就済みなのだが)どおりに拡大することは、文字通り「パレスチナ人への武力侵略」を意味するのだ。
ユダヤ人の民族的悲願「ソロモンの栄華よ、ふたたび!」を実現するために、これからもクリスチャンは、プレ・ミレという形で利用されつづけるのだろうか。
何かの霊に憑依されているとしか思えない。
2004年11月4日
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