オリンピック


<fms様>

今年はオリンピックの年ですが、聖火を採る儀式がなんとも異教的ですね。これは西洋に残る唯一つの異教的習慣といえるかもしれませんね。彼らが本気でギリシャの神々を信じているということはないとしても。
fms

<tomi>

そうですね。
オリンピックという名前そのものがオリンポス12神と関係がありそうです。

トリビアの泉的ですが、古代オリンピックにおいて、聖火の中に投身自殺した人がいたそうです。

http://www.path.ne.jp/~millnm/falspro.html

「彼はその後ローマへ行きましたが追放され、アテネに行ってまたもや ひと騒動を起こしました。とうとう人気も底を尽き始めると、ひとつの大衆挑発計画を考え出しました。それは、翌年行われるオリンピック大会において、焼身自殺するという計画でした。

すぐさまペレグリヌスは再び脚光を浴びるようになりました。ある人は、「彼はもともと計画が中止されることを期待していたのだ。つまり、そこは聖なる場所なので、周囲の人々が自分を止めにかかることを計算に入れているのだ。」と言いました。ペレグリヌス自身は、自分は「夜の守護霊になるだろう。」と公言していました。「彼は明らかに祭壇の金の像となることを期待してい」ました。8 

実行当日、彼は葬礼に現れ、うずたかく積まれた薪の前で長い演説をし、このように宣言しました。「私は、いかに死を軽蔑すべきかということを実例で示したい。このことを通じて人類に貢献したいのだ。」ある人々は叫んで言いました。「ギリシャ人のために生き続けてくれ!」しかし、ほとんどの人は、「あなたの目的を果たせ!」と叫びました。

オリンピック閉会の数日後、ペレグリヌスは炎の中に飛び込みました。ルシアンは、彼のことを「(一言で言えば)決して真実に目を留めず、常に大衆から栄光と賞賛を受けることを求めてあらゆることを行なった人。そして、人々から賞賛を受けることができないと、火の中に飛び込むことまでした人。」と呼びました。10 」

これを読むと、なぜかジョン・レノンとヨーコの公開ベッドインを思い出してしまいます。

 

 

2004年3月27日

 

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