サヒル・カプールが、raw story誌に「アシュクロフト、テネット、ラムズフェルドが、911委員会に超えてはいけない『ライン』について警告」（Revealed: Ashcroft, Tenet, Rumsfeld warned 9/11 Commission about ‘line’ it ’should not cross’）という題の論文を掲載した。

最近ACLU（アメリカ自由人権協会）から入手した文書によると、前ブッシュ政権の高官たちが、911委員会に対して、2001年9月11日のテロ攻撃について深入りしないよう警告したという。

この警告は、ジョン・アシュクロフト検事総長、ドナルド・Ｈ・ラムズフェルド国防相、CIA総裁ジョージ・Ｊ・テネットが出した、2004年1月6日付のレターの中に記されている。

アメリカ自由人権協会によると、それは、当時のディック・チェイニー副大統領の顧問であったデイビッド・アディントンからファックスで送られてきた。

その中で、彼らは、テロリストの嫌疑をかけられて拘留されている人々との面会を要求した委員会の要請を拒絶し、こう述べた。「そうすれば、『ライン』を『超える』ことになり、国民を守る政府の活動を妨害することになるだろう」と。

レターにはこう書かれてある。

「これまで委員会の多くの秘密の開示要請に対して、我々は全面的に協力してきた。しかし、委員会が超えてはならないある一線がある。それは、2001年9月11日のテロ攻撃に対する委員会の適切な調査と、アメリカ人を将来のテロ攻撃から守ることを含めた、国民の安全を守る政府の権限に対する干渉とを区別するラインである。」

http://rawstory.com/2010/03/revealed-ashcroft-tenet-rumsfeld-warned-911-commission-line-should-cross/

2010年4月3日