根本的な変革を迫られている


(1)
僕が反自民だ、という人がいるがそうじゃない。自民党に復権してほしいと思う。
自民党じゃなきゃ外交も、内政もだめになるというのは事実です。

しかし、今のままだと自民党に投票する気にはなれない。
(ただ、民主党を滅亡させるために、仕方がないから自民に入れますが。)

自民党がこのようになったというのも仕方がない面があります。

それは、米国の支配下にあったから。米国に反抗すると政治家は殺されたり、失脚したりする。

政治家が何人も殺されています。

米国の力が相対的に落ちている今、われわれに独立のチャンスが巡ってきた。

しかし、このチャンスは、同時に滅亡の危うさを伴っている。

戦後体制にうんざりしている隙をついて中国の傀儡である民主党が政権を握って、日本の国体そのものを危険にさらしている。

われわれは、今、繁栄か滅亡かの大きな岐路に立っている。

民主党は早晩下野するでしょう。この自己破壊細胞が一日でも早く消滅することを切に願うものですが、

しかし、われわれ国民が、ポスト民主党の体制についてきちんとしたビジョンを持たないと、自民党が復権しても何も解決にならない。

またぞろあの迷走劇を見るならば、そのときは本当の亡国です。

今の自民党政治家は、左翼思想の教育を受け、左翼のパラダイムにどっぷりつかっているので、そこから逃れることができません。長い目で歴史を見て、しっかりとした政治思想を持つ人はまったくいません。

既存の選挙区を受け継いだだけの二世議員、人気で選ばれたタレント議員、選挙に勝つテクニックだけの政治屋、業界の利益しか考えない利権屋・・・。

政治という、高い倫理観、高度な思想・教養・歴史知識・判断力・決断力を必要とする職業にふさわしい資質を持つ人が皆無であります。

われわれには指導者がいない。政治家自身が何をしていいのか分かっていない。

僕が自民に対する支持を簡単に表明しないのは、われわれ国民の側から自民の政治家を刺激し、奮起させる必要があると思うからです。

惰性で政治をやるのではなく、根源からものを考え、しっかりとした意見を持てとハッパをかけたいためです。

そのためには、彼らの常識(それはわれわれの常識でもあるのですが)を覆し、本物の保守とは何かを問いかける必要がある。つまり、まず思想改革。

今、日本を立て直すことができなければ、中国を中心とする東アジア共同体、そして、ひいては世界統一政府の奴隷にされ、日本という国と民族が消滅します。

(2)
この思想改革は、単に明治政府に帰れということではない。明治維新は、外国勢力の影響のもとで進められたからです。

ロスチャイルド―東インド会社―サッスーン財閥―グラバー―坂本竜馬

こういうつながりがある以上、あれを手本にはできない。

明治政府は、ロスチャイルドの手のひらの上に乗っていた。ロスチャイルドの傀儡であるヤコブ・シフは日本に金を貸して、日露戦争を戦わせ、戦後発言権を増した軍部を通じて日本に強大な影響力を持った。

太平洋戦争に引きずり込ませるために働いた海軍軍令部第一委員会とロックフェラーのコントロールのもとにあった太平洋問題調査会。

ソ連と中共のスパイ尾崎秀実の指導のもとに中国侵略を推し進めた共産主義者近衛文麿。

太平洋戦争は、日本の敗戦を通じた共産革命のために進められた。

(3)
じゃあ、江戸幕府に帰ればいいのか。そうでもない。

封建制に帰ることは誰も望んでいない。なぜならば、われわれは、市民革命において確立された立憲制に基づく市民的自由を体験しているからです。

ヨーロッパのすべてが間違いだなどという狭い考え方では、自らの首を絞めることになります。

単なる復古主義では解決にはなりません。

大きく、世界史全体を視野に入れた上で日本という国の歴史を振り返りつつこれからのあるべき姿を探る以外に活路は開かれないと思います。

 

 

2011年1月2日

 

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