減税以外に道はない
(1)
ここで何度も述べているとおり、事業仕分けとかしてもまったく問題は解決しない。
仕分けしても、後で反故にされたら、「何だ、国民を騙して選挙に勝つためのショーでしかないのか」ということになる。
仕分けしたら、それを法的に拘束力を持たせないと無意味だ。
あまりにも国民を馬鹿にしている。
小沢について、「私は彼のことを信じているんです」と答える地元有権者がTVに映っていた。
私は、普通選挙制度に対して疑問を抱いている。
小沢がどういう男かについて情報を集め、彼が中国に日本を売り渡す人間であるということを理解している人もいれば、彼が地元に行って、選挙用にうまい話を持ちかけ、利益誘導してくれる代償として投票する人もいる。
これらの2人が同じ一票を持ち、後者が多数を占めて、彼に政治権力を与え、日本を中国に差し出した場合に、それは、いったい誰の責任になるのか?
利益誘導などという、自己本位の動機で投票した人々によって日本が亡国した場合に、小沢についてよく調べて賢い投票行動をした人々は、同じくこの亡国の責任を取るべきなのか?
おかしな話だ。
普通選挙制度は、もはや主権者である国民の権力行動として有効ではないことが証明された。
(2)
役人の天下りを見ていると、この国の役人とは、売国奴なのだと思う。
自分の利益のために国の財を利用して良心が痛まない。
アメリカとの参戦に日本を引き込んだ戦前の軍人たちとなんら変わるところがない。
国がどうなっても、1億の国民に害を与えても何にも感じない連中なのだ。
とんだ公僕である。
こういうことを考えると、制度だけではどうしようもないと思う。
神を恐れない教育が制度を無効にするのだ。
どんなによい制度があっても、使う人間が悪いと、意味がなくなってしまう。抜け穴を作って、自分の利益のために利用するから。
自分が一生の間に何をしたかは、永遠の結果となって返ってくる。
「そんな馬鹿な」とでも言うだろうか。
こういう人にはつける薬がない。
だから、破滅しかないのだ。
(3)
人間が真理を知ることよりも、偽りに関心があるのは、自我を貫き通したいからだ。
横車を押したいのだ。
だから、真理を知るよりも、偽りの世界にいたほうがよいと考える。
自分の主観によって世界を変えることを目指すのだ。
これが、堕落した人間の特徴である。
この時代の終わりである現在、こういう人々に裁きが下っていない。
めちゃくちゃな生活をしても、裁きがくだらない。
これって恐ろしいことだ。
地震と同じように、プレートにひずみがたまればたまるほど、地震の規模は大きくなる。
嵐の前の静けさ。
「神は侮られるようなお方ではない。人は種をまけばその刈り取りもすることになる。」
(4)
何度も繰り返しているように、仕分けしたり、無駄遣いをやめさせる運動をしても無駄。
税金の徴収上限を決定しない限り、無駄遣い、利権、横領がやむことはない。
天下りを禁止しても同じ。
仕分けをしても、際限がない。
下流で洪水が起きているならば、上流のダムの放水を調整する以外にはないのだ。
徴税率を法律で制限すべきだ。
10%未満にせよ。
聖書では、10%以上取る為政者を国民を奴隷にする人間と定義している。
税率が高ければ高いほど、無駄なところに金が使われ、経済効率が高まらない。
利権は、がん細胞と同じで、栄養を無駄に使うから体全体に栄養がいかず、健康が損なわれている。
政治家は、決死の覚悟でのぞめ。
徴税率を10%未満にするという法律を通せ。
それ以外に日本を救う道は存在しない。
(5)
アメリカで、福祉国家が始まったころ、所得税率は上限5%だった。
しかし、現在、14パーセントから始まる。
現在の課税上限は、50パーセントだが、かつては90パーセントを越えていた。
おそるべき国家による搾取である。
個人や家庭から富を奪って、無駄なところに垂れ流すこのどうしようもないシステムを徹底的に変えろ。
減税以外に道はないのだ。小さな政府しか救いはない。
2010年4月28日
ツイート
ホーム