聖書に基づく国づくりを進めるザンビア


キリスト教再建主義に基づいて国づくりをするといっていたザンビア。大統領フレデリック・チルバは、労働組合上がりだが、社会主義政策を廃止。自由経済に向かって国力の回復のために努めたが、政権内部の腐敗に対して西側の献金者からのクレームがあり、3期目の大統領選に失敗。

2001年、自政党MMDからレヴィ・ムワナワサを担ぎ出して当選させ、政権維持を図る。ムワナワサは当選し、反腐敗キャンペーンを開始。チルバと前政権閣僚たちを訴え、西側支持者の支援を回復。

同時に人治政治ではなく、法治政治を訴える。3度のクーデターの危機を乗り切り、内戦を回避。

2006年ムワナワサのキャンペーンでは、腐敗を監視する西側支援者からの支持維持のために政権の信頼性や効率性を追求。

ムワナワサ死後、大統領になったルピア・バンダが支持を受け続けることができるかが課題。

聖書に基づく国づくりをしても、腐敗があったら台無しだ。

自浄能力がなければ、裁きを食らう。

クーデターによって、敵側に政権を奪取されていないのが救い。

 

 

2010年8月23日

 

ツイート



 ホーム

 



millnm@path.ne.jp