字義的解釈と象徴的解釈の区別
<Q>
1.アダムは最初の人間であると同時に最初の王であったのではないでしょうか。
2.字義的に解釈すべき場所と象徴的に解釈すべき場所とをどのように判別したらよいでしょうか。
<A>
1.
アダムはおっしゃるとおり、王でした。彼には3重の使命=王・祭司・預言者が与えられていました。
2.
字義的・象徴的解釈は、文脈によります。
黙示録において高さ60mの城壁を持つ1000km四方の町(新エルサレム)が天から下ってきた、という個所は、象徴として受け取る必要があります。あまりにも非現実的だからです。
黙示録の千年王国の千年も文字通り解釈すべきではありません。千=10x10x10と分解すべきです。それは、神殿の至聖所の寸法と同じであり、完全数です。
しかし、昇天の記述は文字通り解釈すべきです。弟子たちは目の前でイエスが上がっていかれるのを見たのです。
同一の巻であっても、場合場合によって解釈を分けるべきです。
これは聖書をよく読み、全体の表現方法や神学的知識、構造理解に通じている必要があります。
部分を象徴的に解釈するか、それとも字義的に解釈するか正しく判断するためには、聖書全体に精通し、健全な教理を学ぶ必要があります。
それは、ゴルフのマスターが場合場合によってクラブを使い分けるのと同様です。熟達すればするほど適切な道具を使用できるようになります。
2007年1月15日
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