フォトンベルトについて


最近フォトンベルトがネット上で話題になっている。有名な「終末」伝道者もさかんにこのテーマについて講演しているらしい。

フォトンベルトとは何だろう。

http://www.jikuu.co.jp/kobetu/photon.htmによると、

「フォトンベルトというのは、プレアデスの中心星:アルシオネを取り巻いているドーナッツ状の光の帯で」ある。

「太陽系がこの光の帯に入る時、私達は水瓶の時代あるいは獅子座の時代に」おり、「この光に入る時代には、大きな変化が起き」、「精妙な光で私達の意識は高く持ち上げられ、新しい時代へと変換する」そうである。

「太陽系の端が、このフォトンベルトの中に入ったのは、1987年のことで」、「2000年に太陽が入り、2013年までに太陽系がすっぽりと入」る(地球が入るのが2012年だそうだ)。「水瓶座に入ると同時に、2000余年続く光の時代へと突入しようとしてい」る。一説に、「聖書にも至福千年というふうに書かれてい」るのは「この光の時代のことを言う」という。

昔「アクエリアス」という歌が流行ったが、恐らくこの至福二千年のことを歌ったのだろう。


一、フォトンは最初、1961年にプレアディス付近の衛星観測により科学者ポール・オットー・ヘッセにより発見された。

二、フォトンベルトは、フォトンの軽量な微粒子で構成された巨大なトロイド(ドーナッツ)状形成物である。

三、全ての生命体のボディタイプが変更される電気装置、照明、自動車、等惑星の電磁気フィールドの崩壊地球の全ての原子を変容させる。我々の身体の原子も修正され、新しい身体が形成されます。(準エーテル体)ーー30%40%

四、膨大で致命的な核分裂性物質の放射性爆発の可能性ーー20%

五、フォトンエネルギー装置の作動可能  ーーー40%

六、信じられないような霊能力(テレパシー・念力ーーー)

七、我々は五次元存在になるーーーー85%

八、生命体の身体が原子レベルからの未曽有の変化ーー80%睡眠は1〜2時間 食事も同様

九、即座に準エーテル体に移行する人もいるが、スタディの不十分な人は移行しがたい状態。

十、注意 水、暖房、地震、食事、照明、意識

たしかに、地球がフォトンベルトに入ることによって何かの変化が起こるかもしれない。最近の異常気象や気候の温暖化はこれが原因なのかもしれない。

しかし、私は専門家ではないので、物理的天文学的なことについて確実なことは言えないのだが、聖書から照らして見るならば、たとえそのような時代が来るとしても、物理的外的な原因によって素晴らしい時代がやってくるという考えは、間違っていると思う。

聖書が教えているのは、人間が心から神に立ち返ることなしに、平和も繁栄も平安もありえないということである。

物理的環境の変化が、人間を幸いに導くことはたとえあったとしても、神への立ち返りがない限り、それは「サタンの救い」になってしまい、最後は破滅である。

この宇宙は神の創造であり、歴史は神の栄光をあらわすために進展している、というのが聖書の主張であるから、神を除外したままでこのまま人類が至福の時代に入るとは考えられない。

あの有名な終末伝道者は、プレ・ミレの見地から、「この至福の時代がやってくる前に、黙示録の破局がやってくる」と教えている。

反キリストの登場、EUの連合、ユダヤ人大迫害、世界的破局の到来、などプレ・ミレのストーリーをこれにからませている。

大患難時代は7年続くと聖書には記されているというのだから、2012年からフォトンベルトに入るという事実とどうやって調和させるのか聞いてみたい。それとも、今年か来年に大患難時代がはじまるのだろうか。

2004+7=2011年である。しかし、EUはすでに10カ国以上になってしまったし、ソ連はもう崩壊している。今のロシアがイスラエルに侵攻して、アメリカと対決するなんてことは信じられない。

この人は、1980年代のはじめに、1985年からソ連のイスラエル侵略が始まると預言して、世間を騒がせたが、もう一度、偽預言をやるつもりなのだろうか。

フォトンベルトは、Y2kと同じような運命をたどるような気がする。つまり、騒いだようなことは起こらなかったと。

聖書が啓示しているのは、「御国は成長する」ということだけであり、2012年から黄金の時代がはじまるなどとまったく述べていないのだから、クリスチャンは、こういった情報によって心を騒がせるべきではないと思う。

聖書が啓示していない未来予測は、サタンのために隙を作ることになるから注意が必要である。

どうもニューエイジの臭いがするのだが、いかがだろう。

 

 

2004年7月14日

 

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